BOAT RACE 多摩川
開催中
05/05
開門時間 11:15
本日の場間場外発売
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桐生 一般 蒲郡 一般 住之江 一般

レース展望

一般

第38回多摩川カップ

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波乱ムード漂う短期戦(笠原選手は欠場となりました)

今年最後の開催は年末恒例の「多摩川カップ」。得点制で行われる4日間の短期決戦だ。優出をめざすには、たった1回の凡走が致命傷となるケースがあり、1走も取りこぼしは許されない。場合によっては意外な伏兵の台頭も考えられ、出場する現A1級の選手も金子拓矢、小野達哉、栗城匠の3人だけと少数なので、混戦ムードにさらに拍車がかかる。水面との相性も考慮すれば金子拓矢、杉山裕也も好勝負は必至。多摩川を走る機会は少ないが、小野達哉も当地は直近4節で3優出と好走している。迎え撃つ地元勢の大将格は栗城匠だが、主力の層がやや薄めの今節なら、矢後剛、尾形栄治、鈴木猛らもモーター抽選次第では主役に躍り出るか。

主な出場選手

  • 矢後剛3347(東京)
  • 尾形栄治3868(東京)
  • 鈴木猛3911(東京)
  • 杉山裕也4269(愛知)
  • 金子拓矢4305(群馬)
  • 小野達哉4653(大阪)
  • 栗城匠4928(東京)
本命選手

笠原亮

4019 (静岡)

思い出の水面で躍動の高速ターン

当時、それほど派手な活躍はなかったデビュー6年未満の笠原亮が、2005年の当地クラシックでいきなり優勝。SG初出場で初Vの快挙だった。SGはほかにも2015年の芦屋チャレンジカップを制しており、G1も5回の優勝実績。今節出場している選手の中では傑出した実績だ。それほどモーターを出すタイプではないが、それを補って余りあるターンスピードが笠原の魅力。柔軟な変化技より、力でねじ伏せる豪快なレース運びでファンをうならせる。今年は8月の浜名湖、10月の津一般戦でV2。大けがから復帰してまだ1年余りなので、上々といえよう。11月のG1福岡ダイヤモンドカップでは優出5着と近況のリズムも上昇中。多摩川を走る機会は少ないが、2020年2月の周年記念、今年7月の一般戦と直近の2節は連続優出中。存分に持ち味を発揮できるこの広い静水面は、やはり相性がいい。今節もファンを魅了する高速旋回でシリーズをけん引。(欠場となりました)

対抗選手

金子拓矢

4305 (群馬)

最近は調整当たってリズム上向き

2018年の江戸川関東地区選でG1初優勝。その後の記念優勝はまだないが、今年は大村周年、下関周年で優出と2回目のタイトルへはかなり近づいてきている。一般戦に限れば多摩川は4連続優出中(V1)とかなり相性はいい。直近の10月参戦時には中堅もない機力のエンジンを引いてしまったが、中盤からうまく立て直しての優出だった。近況は調整が当たっていて、各地でエンジンの持つ最大のパワーをうまく引き出すことに成功している。その真面目な性格からか、調整にも一切妥協はせず、それが好結果につながっているようだ。イン戦はもちろん安定した成績を残すが、5コースまでは頭で狙える。6コースでもうまくさばいて2、3着には食い込んでくるので、コースを問わず常に舟券の対象となる。スタートも安定していてスリットで先手を取るケースも多く、のぞいた場合はまくり差しよりまくりを多用する。

地元イチオシ

栗城匠

4928 (東京)

まだV経験ない多摩川で今度こそ!

昨年5月の平和島周年でG1初優出初Vを達成。普段はクールであまり喜怒哀楽を表情に出さないタイプだが、表彰式では涙を流した。A2級を5期続けた後にA1級に昇格し、その後はずっとA1級を維持。ただ、勝率は6点前半でやや伸び悩んでもいる。その原因はモーターの調整面だろうか。それほど整備を当てるタイプではなく、特に記念戦では出し負けしてしまうケースが目立つ。ただ、それはキャリア豊富ではないだけに、やや仕方のないことともいえる。ターンの技術に関しては言うまでもないので、モーターさえしっかり出せればさらなる飛躍に期待できる。多摩川は地元だが、意外にも優出は過去に1回あるだけ(昨年8月2着)。それでも特に苦手という水面ではなく、今年9月の当地ヤングダービーでは得点率6位で予選を通過するなど健闘していた。東京3場で優勝のないのはここ多摩川だけ。そろそろ当地初Vがあっていい。