BOAT RACE 多摩川
非開催
12/22
開催まで4日
本日の場間場外発売
鳴門 GⅢ 芦屋 一般 戸田 一般 浜名湖 一般
常滑 一般 一般 児島 一般 宮島 一般
蒲郡 一般 丸亀 一般 下関 一般 若松 一般

レース展望

一般

第40回多摩川カップ

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毒島誠、吉川元浩の実績断然 今年SG連覇の佐藤隆太郎が迎撃

「第40回多摩川カップ」は準優3個レース制での年末6日間開催。今年を締めくくるにふさわしい好メンバーがそろった。それぞれグランプリを制した実績がある毒島誠、吉川元浩に加えて、今年SG連続Vで一躍スターダムにのし上がった佐藤隆太郎の3人がシリーズをリードするのは間違いない。それでも水面との相性も加味すれば毒島が中心になるはずだ。この3人に割って入るのは誰か。昨年V5、今年も11月の常滑で5回目の優勝を飾った久田敏之は一般戦での安定感は抜群だ。また、速攻力はやや薄れたが、コースを問わずに堅実なハンドルでポイントを稼ぐ飯島昌弘にも注目。飛田江己は昨年末のこの大会で10戦8勝と圧倒的な成績で優勝。最近は記念にも徐々に顔を出すようになって、準優の経験が増えた。調子をつかんだ時の飛田は、強力メンバーが相手でも侮れなくなっている。

主な出場選手

  • 野長瀬正孝3327(静岡)
  • 飯島昌弘3679(埼玉)
  • 吉川元浩3854(兵庫)
  • 久田敏之4188(群馬)
  • 毒島誠4238(群馬)
  • 藤岡俊介4278(兵庫)
  • 佐藤隆太郎4847(東京)
  • 飛田江己5191(埼玉)
本命選手

毒島誠

4238 (群馬)

ドル箱水面の当地で復調のきっかけを

優勝を飾った昨年まで8年連続で出場を果たしていたグランプリの常連。SG優勝は9回、G1優勝も18回を誇り、引退した山崎智也さんとともに永く群馬支部をリードしてきた。多摩川はドル箱といっていいほど相性のいい水面で、モーターの調整も走り方も地元レーサー以上に熟知している。全8回の当地Vのうち、2回のウェイキーカップ制覇を含む7回は、2020年以降の固め打ちだ。昨年のSGオールスターも平凡なモーターながら優出(4着)と健闘した。今年は3月に尼崎周年、平和島周年とG1連続Vを飾ったものの、5月と6月に連続でFを切ったことによる出走数不足による影響で、1月からはB2級に降級してしまう。約半年間は記念ロードから外れ一般戦回りとなってしまうが、毒島の実力ならすぐに本来のA1級にカムバックできるだろう。得意水面でしっかり結果を出して、新しい年に向かいたい。

対抗選手

吉川元浩

3854 (兵庫)

数々の記録を打ち立てた兵庫のエース格

1996年11月尼崎のデビュー1走目でいきなり水神祭、その5カ月後には優出を経験。デビューから4年で尼崎G1ダイヤモンドカップを制し、その5カ月後には浜名湖オールスターでSG初優出(5着)を果たすなど記念で頭角を現すのは早かった。2007年福岡でのグランプリを含め4回のSGV、20回のG1Vがあり、2017年に芦屋で24場制覇、2023年に丸亀で通算2000勝、そして2024年には三国で通算100Vを達成するなど、紛れもない兵庫支部のエースで、2024年にはゴールデンレーサーに認定された。マスターズ世代になっても高勝率を維持していて、来期の適用勝率も7点を超えている。11月の徳山周年でFを切ってしまったのでスタート勝負はできないが、その分は的確な読みと緻密なコーナーワークでカバーするだろう。多摩川を走る機会は少ないが、一般戦ながら過去には3回の優勝があり、久々の出走でも大丈夫とみた。

地元イチオシ

佐藤隆太郎

4847 (東京)

SG連続Vで一躍スターダムへ

昨年は一気に素質が開花したように自己最多の年間V7を記録。そして今年は若松クラシックでSG初優出初Vを達成し、勢いに任せて丸亀オールスターも制しSG連続Vを達成。優勝したSG2戦はいずれも予選をトップで通過して準優、優勝戦は堂々と逃げ速攻を決めている。今年前半は獲得賞金額もぶっちぎりでトップだった。その後は7月の三国周年(3着)、10月のG2江戸川MB大賞(5着)で優出して賞金を加算したものの、結果的には獲得賞金3位でグランプリは2ndステージ初戦2枠でのスタートとなった。今節はそこからの転戦で、ひと皮剥けた走りが楽しみである。多摩川はデビュー初Vを飾った思い出の地で、昨年9月の神奈川新聞社賞でも優勝があり水面との相性は上々。昨年、今年と大きく飛躍した佐藤隆太郎が今後どんな活躍を見せるのか、締めくくりの今節は大事なシリーズになる。