レース展望
GⅢML第2戦ボートレース多摩川バースデイカップ
- 6
- 5月
- 6火
- 7水
- 8木
- 9金
- 10土

広島支部に好メンバーがそろう 中心は衰え知らずの西島義則
主な出場選手
- 西島義則3024(広島)
- 三角哲男3256(東京)
- 山下和彦3562(広島)
- 吉川昭男3582(滋賀)
- 馬袋義則3612(兵庫)
- 上平真二3737(広島)
- 田中豪3792(東京)
- 坂口周3984(三重)
西島義則
3024 (広島)

SG7冠を誇る広島の古豪
81年のデビュー節では初出走初勝利を含む3勝マークといきなり存在感を示し、その後も7回のSG、16回のG1を制覇するなど、長期にわたって広島支部のエースとして君臨してきた。今節出場している選手の中では最古参だが、今期勝率6.94、来期勝率7.64はともに最も高い数字。7月からの適用勝率が7点を超えているのはこの西島だけだ。61歳となってもなお、みじんの衰えも感じさせない。レーススタイルは昔から変わらずスロー発進にこだわり、舟を引くケースはごくまれだ。内指向の選手が多いマスターズリーグでも、1つでも内を狙って出るはずで、1枠の選手にとってはつらい対戦相手。出足、行き足をうまく仕上げるので、深い進入になってもバチっとスタートを合わせる。多摩川は19年6月以来、約4年ぶりの参戦だが歴戦の西島は多少のブランクなど全く苦にしない。多摩川は過去3節で2回の優出、もともと当地との相性は悪くない。
上平真二
3737 (広島)

遅咲きの大輪を咲かせたユーチューバー
今や著名なユーチューバーとして、動画でボートレースの魅力を伝える活動もしている。マスターズ世代になった後は、さばきに円熟味を増して、昨年は大ブレイクの1年といえた。4月三国のマスターズチャンピオンでは、G1戦17回目の優出で初の記念ウイナーに輝き、その後の6月唐津グラチャンは準優勝、10月常滑ダービーでも優出(5着)とSGの大舞台でも存在感をアピール。特に常滑ダービーはF2を抱えての善戦で、堅実なさばきに加え、巧みな調整力でモーターを快速に仕上げていた。今年も変わらず好調を持続し、2月児島の中国地区選は1号艇での優出(2着)。今年は優勝こそないが、準優勝は4回もある。多摩川を走る機会はあまり多くないが、近況4節のうち優勝2回、準優勝1回と優秀な成績を残している。豪快パンチの攻めはなくても、大崩れのない堅実なハンドルワークが売り。不利なコースになった場合でも、常に舟券の対象から外せない。
三角哲男
3256 (東京)

多摩川最多17Vへ虎視眈々
唯一のSG優勝は大外から差して制した94年の住之江グラチャン。G1の優勝は3回あり、そのすべてがここ多摩川でのものだ。多摩川はここまで16回の優勝があり、長岡茂一、濱野谷憲吾と並んで最多。あと1回優勝すれば先の2人を超えて単独最多V数になる。得意コースの当地ではもちろん走り方も熟知しているが、モーターの調整でも常に正解を出してくる。今節は新モーターになって間もないので、手を入れられる部分は少ないはずだが、むしろ三角にとってはプラスに作用するだろう。一昨年は23年間続けていたA1級から一時降格するなど不振に陥ったが、再び調子をつかんで現在はA1級を4期キープ中。最近では3月の桐生で準優勝、5月の江戸川GW戦では7戦6勝の準パーフェクトVを飾るなど近況のリズムもいい。多摩川では、1月の前回参戦は今節と同じマスターズリーグで、その時は惜しくも準優勝だった。今回はさらにもう1つ上をめざしたい。