レース展望
四市組合設立58周年記念BTS市原カップ
- 12
- 17水
- 18木
- 19金
- 20土
- 21日
中心は地元エース濱野谷憲吾 思い出の水面で定松勇樹も躍動
主な出場選手
- 濱野谷憲吾3590(東京)
- 平山智加4387(香川)
- 岡村慶太4545(福岡)
- 宮之原輝紀4939(東京)
- 佐藤航5087(埼玉)
- 定松勇樹5121(佐賀)
- 清水愛海5163(山口)
- 西岡顕心5224(香川)
濱野谷憲吾
3590 (東京)
絶大な人気を誇る地元の大スター
5回のSG制覇、25回のG1制覇など、数々の金字塔を打ち立ててきた東京支部のエース。ひと頃はグランプリの常連だったが、今年前半は昨年3月、4月のF2による出走数不足でA2級となってしまい、思うように賞金を上積みできず、その影響もあり今年は意外にもグランプリシリーズ戦の出場さえ果たせなかった。多摩川は2回のG1Vを含め16回の優勝を誇る好相性の水面。これは三角哲男の18回に次ぐ記録だ。直近の当地出走は10月のウェイキーカップ。準優で菅章哉のカマシに屈して優出こそ逃したが、予選を2位で突破と当地巧者ぶりを発揮していた。2カ月前に走っていて結果を出せているのは、大きな強みでもあるはず。11月の浜名湖周年も得点率2位で予選を突破していて、その2節後の蒲郡一般戦では今年3回目の優勝を飾るなど近況は調子も上向き。今年はこれが最後の出走で、いい形で2025年を締めくくりたい。
定松勇樹
5121 (佐賀)
昨年のオールスターで一躍スターダムへ
2023年の芦屋オールスターでSG初出場。翌年の多摩川オールスターは予選トップ通過から準優、優勝も王道の逃げを決めるなど、堂々とした勝ちっぷりでSG初優出・初V。登録5000番台のレーサーとしては初の快挙だった。この年は住之江高松宮記念(2着)、尼崎ダイヤモンドカップ(3着)でも優出を果たして順調に獲得賞金も上積みさせ、年末のグランプリに初出場を果たした。そこでの得点率は6位タイながら惜しくも着位差の次点で優出を逸したものの、節間2勝とアピールし、オールスターVがフロックでないことを証明。ただ、今年は2月大村の九州地区選(転覆)、3月の唐津周年(5着)で優出したものの、それ以降は目立った活躍がない。優勝も10月常滑一般戦の1回だけど、本来の実力を考えればもっと活躍してもいい。多摩川は2023年のルーキーシリーズも制していて現在は2連続優勝中。思い出の水面で復調のきっかけをつかみたい。
宮之原輝紀
4939 (東京)
今年V7 近況も充実の航跡
昨年9月に津周年の優勝戦でフライングを切ってしまい、そのペナルティーで今年はほとんど記念を走っていないが(SG1節のみ)、一般戦を走れば別格の強さを見せつけている。今年はここまでV7の快進撃で、これは2023年のV6を超える自己最多の記録。近況も大村(優勝)、下関(2着)、住之江(4着)で3節連続優出中でリズムは順調。2022年津と今年6月の多摩川で過去にイースタンヤングを2回優勝した実績が示すとおり、ターンスピードに関しては東地区の若手でも屈指の存在。当地前回10月のauじぶん銀行賞は惜しくも準優で敗退してしまったが、それ以前はウェイキーカップを含め6連続優出(V2)を記録するなど多摩川との相性はかなりいい。来年1月からG2、G1ロードへの復帰が決まっていて、来年3月の蒲郡SGクラシックへの出場も今年V7で決定的。ここで結果を出せれば、待ちに待った晴れ舞台への復帰にも弾みがつく。
