BOAT RACE 多摩川
開催中
07/27
開門時間 11:15
本日の場間場外発売
大村 SG 徳山 GⅢ GⅢ 鳴門 一般
常滑 一般 びわこ 一般 宮島 一般 浜名湖 一般
福岡 一般 桐生 一般 下関 一般

レース展望

一般

第30回tvkカップ

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実績は稲田浩二が一歩リード 近況好調な谷野錬志が迫る

「第30回tvkカップ」は準優3個レース制での6日間開催。シリーズの軸となるのは今年は多摩川で連続優勝中の稲田浩二。3月の住之江周年(3着)、6月の蒲郡周年(6着)では優出、先の尼崎グラチャンでも好走した。また、昨年から好調を維持し、記念での善戦が増えたのが谷野錬志。金子拓矢は昨年6月と8月に立て続けにFを切ってしまったが、F2の長欠明け後もブランクを感じさせず好ペースを維持している。そつのないレース運びで堅実にポイントを稼ぐ麻生慎介は多摩川との相性もいい。地元勢をけん引するのは柔軟なハンドルワークで大崩れなく成績をまとめる作間章と、まくり主体の攻めで積極的にレースをつくる飯山泰だ。8人参戦する女子のうち水口由紀、香川素子の滋賀コンビはともにレディースチャンピオンを制した実績がある。香川はF休み明けの参戦ではあるが、その前は連続優出中でリズムは上々。

主な出場選手

  • 香川素子3900(滋賀)
  • 飯山泰3940(東京)
  • 作間章3966(東京)
  • 金田諭4036(埼玉)
  • 稲田浩二4290(兵庫)
  • 麻生慎介4292(広島)
  • 金子拓矢4305(群馬)
  • 谷野錬志4342(静岡)
本命選手

稲田浩二

4290 (兵庫)

破壊力抜群のダッシュ攻勢で内を粉砕

当地2月の神奈川新聞社賞、5月のスポーツニッポン賞はともにインから11の好スタートを決めて圧勝し、多摩川は連続優勝中。当地での実績に加えて近況の調子も加味すれば、やはりシリーズの中心となるのはこの稲田。初Vを達成したデビュー期から好センスぶりが注目されていたが、G1初Vは意外に遅くデビュー16年目の戸田周年だった。その後に宮島周年、尼崎周年も制してG1はV3。先月に参戦した地元尼崎のグラチャンでは予選を10位タイで通過と健闘。準優はカドからただ1人、本領の0台スタートを決めたが、出切るまでには至らずの5着。4回目のSG優出はお預けとなってしまったが、近いうちに再びSG初Vを狙うチャンスが巡ってくるだろう。稲田の武器は他艇を出し抜く快スタート。『イナダッシュ』の異名を持つように、外からでも機先を制するまくりで主導権を奪う。一般戦を走れば常に優勝候補の一角に名前が挙がる。

対抗選手

谷野錬志

4342 (静岡)

近況は記念でも存在感をアピール

昨年はV4、準優勝も4回の活躍で、初のダービー出場も果たした。今年も変わらず好調を維持し1月の鳴門、2月の浜名湖、5月の常滑で優勝を飾りここまでV3。24年前期にマークした7.23は自己最高の勝率で、24年後期も7.12とハイアベレージ。この数字は今節出場する選手の中で最も高い。イン戦はかなり安定していて、今年の1着率は80%を超えている。不利な6コースではさすがに勝ち切るシーンは少ないが、それでも3連対率は60%以上ある。どのコースでも舟券の対象になっていて、そうでなければ7点台勝率は残せない。選手層の厚い静岡支部では谷野が記念を走るケースは限られている。それでも数少ないチャンスをものにして今年は東海地区選(6着)、住之江周年(3着)で優出と存在感をアピールし、上の舞台でも十分に戦えることを証明してみせた。現在の調子なら記念初制覇も遠くないと思われる。

地元イチオシ

作間章

3966 (東京)

的確な旋回で確実にポイント奪取

今期の適用勝率は6.19で4期続けたA1級からA2級へ降級したが、直近は発奮して各地で活躍中。GWの当地さつき杯は優出4着。6月の福岡(2着)、同月の平和島(3着)はそれぞれ予選をトップで通過して優勝戦は敗れてしまったものの1号艇に乗艇していた。当地では昨年10月のウェイキーカップを含め、12節連続で準優に進出(優出4回)と予選での安定感は抜群だ。過去1年間の全国平均スタートはコンマ17と平凡だが、スタートよりもコーナーワークに比重を置いて確実にポイントを稼ぐタイプ。それだけに差しを多用するイメージが強いが、タイミングより全速でスリットを通過することを重視しているので、意外にまくり勝ちも多い。伸びを仕上げた時にはその傾向がさらに強くなるので、直前気配には注目しておきたい。多摩川ではモーターも本当に良く出し、整備自慢がそろう記念でトップ級に仕上げるケースも。