レース展望
第9回住信SBIネット銀行賞
- 11
- 9日
- 10月
- 11火
- 12水
- 13木
- 14金
混戦ムード漂うが勢いなら今年V5の中岡正彦
主な出場選手
- 中岡正彦3849(香川)
- 北村征嗣3997(大阪)
- 永井源4067(愛知)
- 石塚久也4144(埼玉)
- 今井貴士4287(福岡)
- 村岡賢人4584(岡山)
- 木村仁紀4743(滋賀)
- 渡邉雄朗4748(東京)
中岡正彦
3849 (香川)
クラシック出場へ狙うはVの一字
主力は実力接近で、白熱の戦いになりそう。出場メンバーで来期適用勝率が7点を超えているのは中岡正彦と村岡賢人だけで、2人の好調ぶりを物語る。特に中岡の勝率は7.44とズバ抜けている。今年はここまで14優出と安定した活躍で(10月24日現在)走った節の6割で優出。10月の浜名湖では今年5回目の優勝を飾っている。来年のSGクラシック(蒲郡)の出場キップが手に入る位置にいて、あと1つ優勝して当確圏に入りたい。クラシックは過去に4回出場し(すべて平和島)、2回の優出歴がある。相性のいいSGだけにより気合も入るだろう。多摩川は過去5年のうち23年のtvkカップ(4着)、今年5月の澤乃井カップ(3着)と2節しか走っていないが、いずれも優出と結果を残している。中岡の強みはどのコースからでも繰り出せる安定したスタート。外枠時にはコース取りで動くケースが多く、深い進入にも慣れていて力強く踏み込んでくる。
北村征嗣
3997 (大阪)
堅実ハンドルで常に予選好位につける
46歳とマスターズ世代になったが、今期まで23期連続でA1級を続けている大阪支部でも屈指の安定株。派手なパフォーマンスこそないが、堅実なさばき、俊敏なターンで舟券に貢献している。差しやまくり差しの比率がかなり高く、まくっての勝利は全1着の7%未満(今年)とかなり少ない。大崩れはあまりなく、着実にポイントを積み上げて予選の好位置につける。実際に9月以降、過去5節の全国成績を見ても、52走して6着大敗はたったの1回だけ。今期(5月~)は12節走って11節で準優に乗り、優出5回と抜群の安定感だ。層の厚い大阪支部では山崎郡や上田龍星、あるいは若き石本裕武などの台頭も著しいので記念を走る機会はさらに減ってしまったが、一般戦を走れば常に優勝候補に名前が挙がる。多摩川は過去5年で3節しか走っていないが、それ以前に10年、17年と2回の優勝歴がある。相性は悪くない。
渡邉雄朗
4748 (東京)
破壊力あるまくりで遠征勢を粉砕
デビュー6期目にA2級、12期目にA1級昇格と着実に力をつけてきた。ただ、その後は勝率の変動が大きく、B1級、A2級、A1級を行ったり来たりの状態が続いていた。その要因となっていたのはやはりスタート。13年のデビューから18回もフライングを切ってしまい、F2を抱えた期が5期ある。しかし23年9月以降はスタート事故とは縁を切り、それに伴って成績は上昇。昨年は覚醒したかのように自己最多の年間V5をマークして、自身初のSG出場となるクラシックの出場権にあと一歩と迫った。V6を狙った12月の常滑、三国は惜しくもそれぞれ準優勝と長蛇を逸したが、近いうちにまたSG初出場のチャンスは巡ってくるだろう。今年は3月の平和島周年でG1初優出(5着)を果たしたものの、ここまで8月芦屋一般戦での優勝があるだけ。昨年の活躍を思えばやや寂しい成績。得意の多摩川でリズムを戻したい。
