BOATRACE 多摩川
開催中 10/14 開門時間 10:00
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レース展望

一般

BTS大郷開設記念第26回大郷葉月杯

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出場予定選手一覧

分厚い地元勢に江口晃生、佐藤翼が挑戦

お盆恒例の「BTS大郷開設記念第26回大郷葉月杯」は準優3個レース制での6日間開催。出場する45名のうち33名が東京支部と、ほとんどを地元勢が占める。SG2冠を誇る群馬の江口晃生が実績で1歩リードも、主力メンバーは実力が接近していて、誰がシリーズリーダーとして君臨するのか激戦ムードだ。遠征勢では最近の多摩川で常に好走する埼玉の佐藤翼にも注目したい。東京支部では多摩川最多V17を誇る三角哲男が地元勢をけん引する。村田修次と、長田頼宗は東京3場中でも特に当地との相性がいい。村田は11回、長田も9回の当地Vがあり、この数字は自身の平和島や江戸川の優勝回数を上回る。今年最も勢いがあるのは佐藤隆太郎。24年後期の適用勝率は7.46で自身初の7点超えで、今節参戦している選手の中で最も高い。この後には自身初のSG出場となる丸亀メモリアルが控えており、今節でリズムを整えておきたい。

主な出場選手

  • 江口晃生3159(群馬)
  • 三角哲男3256(東京)
  • 一瀬明3641(東京)
  • 村田修次3826(東京)
  • 長田頼宗4266(東京)
  • 永田秀二4430(東京)
  • 佐藤翼4573(埼玉)
  • 佐藤隆太郎4847(東京)
本命選手

江口晃生

3159 (群馬)

数々の記録を残す群馬支部の重鎮

トップレーサーの1人である毒島誠の師匠として知られるが、江口自身も素晴らしい実績を残す。98年の平和島チャレンジカップ、05年の桐生オーシャンカップと2回のSG制覇を誇り、G1優勝6回、ここまでのV数は119を数える紛れもない群馬支部の顔だ。デビュー4期目にA級に昇格してからB級に落ちたことは一度もなく、A級がA1とA2に分けられた95年後期から現在まで長らくA1級を守り、好不調の波もなく常に安定した成績を維持している。ダッシュ水域からのレースはまずなく、外枠時でも大胆に回り込んで内を奪う。常に行き足を仕上げるので江口自身は多少深くても問題なくレースができるが、相手レーサーは付き合った場合のリスクを避けるように、最近では進入ではあまり抵抗しなくなってきた。江口はスタート展示の起こし位置が深かった場合でも、本番では意外と小回り防止ブイ付近から起こしている。

対抗選手

佐藤翼

4573 (埼玉)

近況は好相性の当地! 今節も大暴れ

今年正月の「かどまつ賞」で地元の看板だった濱野谷憲吾、三角哲男、齊藤仁を破って当地初優勝を飾り、2月の「男女W優勝」も優出4着と奮戦。5月のSGオールスターでは予選最終日の勝負駆けに失敗して準優進出を逸したが、節間3勝、2着3本と存在感をアピール。過去の多摩川ではそれほど目立った活躍はなかったが、近況は走り方を完全に手の内に入れており常に好走する。20年10月に人気女子レーサーの土屋南と結婚した後から記念での活躍も目立ち、同年には大村ダービーでSG初優出(3着)。翌年には児島周年でG1初Vも達成。その後は優勝こそ逸しているもののSG、G1でコンスタントに活躍。今年は優勝こそ当地正月戦での1回だけだが、一般戦ながら準優勝は4回ある。6月の蒲郡周年、尼崎グラチャン、7月のG2津BR甲子園では準優に進出していて近況はリズムも良く、勢いに任せて今節もシリーズをけん引しよう。

地元イチオシ

三角哲男

3256 (東京)

ここ一番はコース不問で勝負強さを発揮

昨年4月に史上37人目となる通算2500勝を達成し、今年5月にも芦屋でやはり37人目となる24場Vを達成。芦屋のVは4コースからのカドまくりで三角らしい勝ち方だった。記念のタイトルは94年の住之江グラチャン、当地で飾った3回のG1戦Vがあり、そのいずれもインで優勝したレースは1回もない。記念レースで暴れていた時につけられていた異名が「水上のゲリラ」。センター、アウトから展開に応じた機敏なハンドルで、幾度高配当を提供したか数え切れない。昨年のこの大会もまくりで制し、濱野谷憲吾や引退した長岡茂一さんより1回多い当地歴代最多の17Vを達成。当地では巧みな調整力で確実にモーターをランクアップさせることに加え、走り方を熟知している。今節出場しているのはほとんどが関東地区のレーサーで、さらに東京支部の比率が高いが、水面との相性は最もいい。「是政最強」の名に恥じぬ走りで魅了する。

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