第2回内山信二杯
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- 2土
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何枠でも内水域狙う 吉川昭男と正木聖賢! 地元大将は村田修次
主な出場選手
- 吉川昭男3582(滋賀)
- 村田修次3826(東京)
- 正木聖賢3920(広島)
- 山本隆幸4025(兵庫)
- 吉田俊彦4055(兵庫)
- 濱本優一4377(大阪)
- 北山康介4535(東京)
- 木村仁紀4743(滋賀)

吉川昭男
3582 (滋賀)
コース取りから一切の妥協なし
G1タイトルこそないものの、19年には地元びわこでG2制覇、20年には平和島でSGクラシック優勝戦2着の実績。滋賀支部を長くけん引してきた技巧と気合のレーサーだ。吉川は徹底的にアウトを嫌う。過去1年では1回も6コースに入らず、5コースからも2回のみだ。外枠時には大胆に回り込んでくるので、スロー水域の進入をもつれさせる。吉川自身は深い起こしにも慣れているので、的確にスタートを決めて主導権を奪う。多摩川での一般戦は過去5節で3回の優出を果たしていて、前回参戦時の21年3月は優勝を飾るなど水面との相性も良好。今年は優勝こそないものの6回の優出(6月12日現在)があり調子は決して悪くない。ちなみに昨年11月には次男の晴人が129期生としてデビューを果たした。「子は親の鏡であり、親は子の鑑」といわれる。自身の活躍が息子にとってもいい刺激になるはずで、吉川としても一層気合が入る。

村田修次
3826 (東京)
調整力でのアドバンテージが大きい
東京支部屈指のペラ巧者。理論的な調整は常に的確で、さまざまな状況に対応することができる引き出しの多さが1つの武器になる。素性のいいモーターはもちろんのこと、平凡機、低調機でもそこそこのレベルに仕上げてくる。07年の多摩川周年に続き、20年の津ではマスターズチャンピオンで2回目のG1を制覇したが、その時もエンジンの素性を存分に引き出しての快速仕立てだった。それに加えて、すべてを熟知した多摩川水面なら、モーターの調整だけでなく走り方もしっかりと手の内に入れている。過去56回の優勝のうち10回はここ多摩川で飾っていて、自他ともに認めるドル箱水面だ。ただ、最後にここで優勝したのは18年1月のこと。7月からの新期は出走数不足がたたって久しく続けていたA1級からも陥落してしまうが、近況の調子は決して悪くない。約4年ぶりの多摩川優勝を果たし、地元巧者健在ぶりをアピールしたいところだ。

北山康介
4535 (東京)
そろそろ多摩川初優出があってもいい
08年11月、多摩川でのデビュー節2走目で1着と、いきなり非凡な才能を見せつけた。その後もセンスの良さはかなり評価されていたが、フライングの多さが出世を阻み、A1級とA2級を往復するような状態が続いてきた。それでも北山の魅力はやはりスタートの速さ。スリットで他艇を出し抜いて、格上選手をまくりつぶすシーンはこれまでに数多くあり、穴党にとっては頼もしい味方ともいえる。今年は2月の福岡、4月の三国で優勝を飾り、その後も蒲郡、江戸川、びわこで優出と好ペースを維持している。多摩川は21年6月(途中帰郷)以来、ちょうど1年ぶりの参戦。過去5年間でも5節の出走と地元ながら意外と走る機会が少ない。さらに、多摩川はなぜかこれまで優勝戦に乗ったことがない。走り慣れているとは言い難いが、ここはデビューを果たした思い出の水面。近況の乗りっぷりなら当地初優出に加え、当地初優勝も十分に狙える。