第36回日本モーターボート選手会会長賞
- 12
- 10水
- 11木
- 12金
- 13土
- 14日
好素質の前原大道を先物買い 角谷健吾、一瀬明は多摩川大得意
主な出場選手
- 角谷健吾3613(東京)
- 一瀬明3641(東京)
- 山口裕二3944(長崎)
- 吉川喜継4218(滋賀)
- 池永太4364(福岡)
- 山田祐也4757(徳島)
- 佐々木翔斗4934(大阪)
- 前原大道5058(岡山)
前原大道
5058 (岡山)
次代の岡山支部を担うホープ
2018年デビューの123期生。デビューから3カ月目の徳山で水神祭を達成、2020年の大村で初優出。そして2023年に津で初優勝と着実に力をつけてきた。今期の適用勝率6.86は今節参戦しているレーサーの中で最も高く、来期は自身最高の6.94をマークし、これは池永太と並んで今節トップタイの数字。年齢もまだ29歳なので、伸びシロは十分あり、勝率7点超えも時間の問題だろう。今年はここまで13回とコンスタントに優出を果たし、7月地元児島でのG2MB大賞では準優勝の実績もある。ただ、意外なことにここまでの優勝は過去に2回だけ。ここ一番での勝負勘だけがやや気になるが、ターンもスタートもしっかりしているので、きっかけさえあればもっと優勝回数を増やせる。多摩川はまだ3節だけの出場だが、2023年(2着)と今年(4着)のルーキーシリーズで連続優出中と、かなりの結果を出している。
池永太
4364 (福岡)
どこの水面でも確実にポイントを稼ぐ
2011年前期から連続で31期もA1級を維持していて、そのうち勝率7点超えの期が17期もある。層の厚い福岡支部に在籍しているため記念を走るケースは少ないが、2015年にはG1三国周年を制覇した実績も残す。今年5月には1500勝を達成していて、池永のいる97期以降のレーサーの中で最速の到達だった。1コース戦の安定感は抜群なので持たせる足さえあるなら素直に頭に決め打っていい。コースを問わず意外にまくり勝ちの比率が多いのも特徴だ。外だとさすがに1着率は下がるが、2連対率、3連対率は高いので、コースを問わず常に舟券の対象になる。苦手な水面も特になく、ここまで23場での優勝があり、全場制覇へ残っているのは戸田だけ。多摩川を走るのは年に1回程度だが、過去に2回の優勝経験がある。多摩川では途中帰郷した1節を除き、すべて準優出以上の好ペースを維持している。
角谷健吾
3613 (東京)
快速仕立てで意欲的にレースをつくる
今節は東京支部の現A1級のレーサーは参戦しておらず、A2級も角谷健吾と一瀬明の2人だけ。一瀬も水面との相性はいいが、角谷の実績はそれ以上。地元をけん引するのはこの角谷になるだろう。6点勝率は維持しているもののわずかに勝率が足りず、近況は3期連続でA2級に甘んじていたが、奮起して来期からは再びA1級に返り咲く。さばきやスタートに加えて角谷の大きな武器の1つが巧みな調整力。低調機を引いたとしても水準レベルの足に引き上げ、中堅機や上位機が相棒ならトップクラスに仕上げてくることが多い。当地での通算優勝回数は三角哲男の18回、濱野谷憲吾と引退した長岡茂一さんの16回に次ぐ15回。ただ、意外にも2022年のボートレース多摩川バースデイカップから3年以上も当地Vと縁がなく、この辺で存在感を示したい。