第7回ホットマンカップ
- 12
- 2木
- 3金
- 4土
- 5日
- 6月
- 7火
中澤和志が中心も絶対的主役が不在の混戦シリーズ
主な出場選手
- 芝田浩治3484(兵庫)
- 柴田光3532(群馬)
- 中澤和志3952(埼玉)
- 吉永則雄4099(大阪)
- 長岡良也4356(兵庫)
- 有賀達也4428(埼玉)
- 渋谷明憲4436(大阪)
- 内堀学4496(東京)

中澤和志
3952 (埼玉)
シャープなターンで1Mは切り込む
G1の通算優勝は4回。SGは06年平和島クラシックで優勝の実績がある。埼玉支部を代表するレーサーだ。桐生順平、中田竜太らの台頭もあり、記念レースに参戦することが少なくなってきたが、類いまれなるレースセンスは健在。一般戦の中なら間違いなく優勝候補の1人だ。多摩川は通算17回の優出で優勝は5回ある。今年4月には5コースから優勝。相性のいい水面と言える。戦法も多彩で、スタート行って豪快なまくりを見せれば、鋭いまくり差しで1Mを突破することもある。特にアウトコースからの走りは絶品で、大外からでも勝ち切る能力がある。モーターが水準レベルに動いていたら、コース不問で狙っていきたい。今年は多摩川での優勝と4月戸田でVを飾っている。夏以降は優出が少なく、調子を落としているが、今大会の中では実力で上位に立つ。モーターを水準以上に仕上げてシャープなターンで1Mは切り込む。

有賀達也
4428 (埼玉)
相性のいい多摩川で狙うは優勝のみ
100期生として07年5月戸田でデビュー。同県同期には桐生順平がいて、常に彼の背中を見て走り続けた。初勝利はデビューから約2カ月後の平和島。1年6カ月後の戸田で初優出と節目の記録はそこまで遅くなかった。ただ、そこからは勝率4点台のB1級が長らく続き、順調な成長ぶりとはならなかった。それでも諦めることはなく、努力をし続け、周りのサポートを受けながら、徐々に勝率も上昇。そして17年3月の徳山で初優勝を達成した。デビューから9年11カ月目の快挙だった。昨年7月には初のA1級に昇格し、少しずつ地力が付いてきた。さらには埼玉支部期待の若手である砂長知輝を弟子に持ち、師弟で切磋琢磨しながら成長を続けている。多摩川は相性が良く、直近6節で優出は3度。予選落ちはわずか1節のみと安定した走りを見せる。スタート行ってのまくりは破壊力十分で、展開を突くまくり差しも俊敏だ。中澤和志とともに優出を狙う。

内堀学
4496 (東京)
真っ向勝負でピンラッシュを狙う
ツボにハマったときの破壊力は強烈で、誰にも止めることができないピンラッシュを出すときがあれば、モーターがうまく仕上がらないとあっさり大敗する。安定感があるとは言えないが、ある意味で舟券で買いか買わずか分かりやすい選手である。20年後期適用勝率では自己最高の7.05をマークしたが、半年後には5.84とA2級に降格した。現級はA1となっているが、来年1月からの適用勝率は5.62とまた降格が決まっている。調子の波が激しいが、これが内堀学の魅力でもある。今年はまだ優勝こそないが、10月桐生、11月児島と連続で優出。秋になってから調子が上向きのように映る。戦法は至ってシンプル。スタート行っての逃げ、まくりがほとんど。「自分はあまり旋回力がないから。1Mでケリをつけられるなら、それもありかと」。先手必勝のスタイルで1M制圧だけを狙う。勝手知ったる多摩川で伸び型に仕上げて、1着だけ目指して果敢に攻める。