レース展望
BOATBoyCUP
- 11
- 29土
- 30日
- 12
- 1月
- 2火
- 3水
今垣光太郎の実績断然 ターンスピード抜群の羽野直也が迫る
主な出場選手
- 今垣光太郎3388(福井)
- 桐本康臣4043(三重)
- 鶴本崇文4384(大阪)
- 北山康介4535(東京)
- 羽野直也4831(福岡)
- 入海馨4886(岡山)
- 栗城匠4928(東京)
- 若林義人5034(静岡)
今垣光太郎
3388 (福井)
末永く福井支部の看板として活躍
9回のSG優勝回数は歴代9位タイ。G1の優勝も30回で歴代7位タイ。2018年には通算100Vを三国で、そして2023年には通算2500勝を大村で達成と記録ずくめ。長期にわたって福井支部を支えてきた大エースである。今年の優勝は一般戦でV2のみだが、現状でも高勝率を維持していて津SGダービーに出場と全く衰えを感じさせない。外枠時には伸びを強化しての一撃もあり、3カドもありなど勝ちにこだわった執念のレーススタイルから全国に数多くのファンがいるのもうなずける。2016年に尼崎で24場制覇を達成しているように特に苦手な水面もなく、多摩川を走るケースはかなり少ないが相性は決して悪くない。前回参戦は昨年11月の関東日刊紙ボートレース記者クラブ杯で、節間4勝、2着も4回と安定した走りで魅了した。優勝戦は4着だったが、平凡なモーターながら随所にうまさを発揮してアピールしてみせた。
羽野直也
4831 (福岡)
次代の福岡支部を担うスピードの旗手
2014年デビューの114期生。デビューから3年1カ月後の住之江周年で初のG1戦に参戦し、その4カ月後には大村周年でG1初制覇と好センスぶりを発揮するのも早かった。そして2023年の児島オーシャンカップでSG初Vを達成。ヤング世代を卒業しても相変わらず抜群のターンスピードで存在感を誇示している。今年は記念の優勝こそないものの、大村九州地区選、常滑周年でともに準優勝。徳山オーシャンカップでも優出(6着)を果たすなど存在感を示している。ただ、先の戸田周年で11月早々にフライングと、期初めに大きなハンデを背負ってしまった。今後はスタートを控えつつ、コーナー勝負を余儀なくされることになる。多摩川を走るケースは多くなく参戦しても記念での出走ばかりで、一般戦を走るのはレアケース。2022年のヤングダービー(近江翔吾V)では優出4着の実績があり、水面との相性は決して悪くない。
北山康介
4535 (東京)
F休みに挟まれつつも果敢さ失わずに
2008年11月の多摩川でのデビュー節に2走目で1着。その後もセンスの良さはかなり評価されていたが、フライングの多さが出世を阻み、A1級とA2級を往復するような状態が続いてきた。それでも北山の魅力はやはりスタートの速さ。戦法に積極性もあり、スリットで先手を奪った場合には高確率でまくりのハンドルを入れて内をたたきにかかる。格上のレーサーを外からたたいて高配当を演出したケースは数え切れない。2025年後期の勝率は7.52と自己最高の数字をマークして、10月には自身初のSGとなる津ダービーに出場。予選最終日に2、1着と勝負駆けを決めて準優に滑り込んだ。残念ながらその準優で+05のフライング(F2)を切ってしまい、多摩川の前に30日のF休み、そして直後には65日のF休み、さらにSGは1年間、G1・G2は半年間出場できなくなった。代償は大きかったが、初のSGで得たものもあったはず。
