レース展望
ルーキーS第14戦第26回スカパー!JLCカップ
- 8
- 27水
- 28木
- 29金
- 30土
- 31日
- 9
- 1月

主力は実力接近も地の利あるヤング東京勢が1歩リード
主な出場選手
- 若林義人5034(静岡)
- 渡邉健5044(東京)
- 前原大道5058(岡山)
- 中島秀治5075(滋賀)
- 佐藤航5087(埼玉)
- 上原崚5096(東京)
- 中野希一5132(埼玉)
- 藤田俊祐5226(東京)
藤田俊祐
5226 (東京)

トップルーキーが初Vへ虎視眈々
21年11月に当地でデビューした129期生。養成所のリーグ戦では6.99と期の中で4番目の高勝率を残し、修了記念の優勝戦は3着。養成所の成績はダテではなく、デビューから4期目には5.68の勝率を残して初のA2級に昇格。その後は負傷長欠による出走数不足でB1級、A1級、A2級と級別は変動しているが、今年は全国に12人しかいないトップルーキーにも選出されている。その素質は誰もが認めるところで、ちょっとしたきっかけでさらに上をめざせるはず。24年まで多摩川のフレッシュルーキーだっただけあって、当地での出走回数は出場メンバーの中で若いながらも3番目に多い。他支部のレーサーと比較すればかなり大きなアドバンテージ。意外にもデビューからここまで優勝歴はないが、多摩川を走ればより気合が入る。ましてや対戦相手は同世代のルーキーシリーズだけに、遠征勢には負けられない。
渡邉健
5044 (東京)

破壊力ある全速攻勢で当地連続Vへ
18年5月当地デビューの122期生。渡邉の武器はスタート力で、特に目を引くのが旋回半径の合うセンターからの速攻。スリットで大きく出し抜き、大物を倒すので穴党の頼もしい味方だった。ただ、そのレーススタイルのためかスタート事故の多さが出世を阻んだ。デビューから7年余りで切ったフライングは15本、F2になった期が4回。昨年まで3点から5点の勝率を行ったり来たりでなかなか成績が上がらなかった。しかし、今年は別人のように覚醒し、7月から適用されている今期勝率は自己最高の6.12で、初のA2級へ昇格。1月の当地かどまつ賞でデビュー以来の初優出を決め、続く7月当地の日本財団会長賞で初優勝を達成。多摩川はフレッシュルーキーだった20年に8回、21年に6回、22年に9回と数多く参戦していて、その時には目立った活躍はなかったが、今年は一発屋の域を完全に脱しており、地元主力の一角を担う。
上原崚
5096 (東京)

コースを問わず快スタートを連発
19年11月の平和島デビュー当時は思うように活躍できず、水神祭を達成したのは約1年半後とやや遅め。転機となったのが23年2月の当地ルーキーシリーズ。当時の級別勝率は3.19と低くほぼ無名だったにもかかわらず、3コースからまくり差しを決めて初優出・初Vの快挙を達成。その後は徐々に勝率を上げて、7月から適用の今期は初のA2級入り。上原はここまで8回の優出があり、そのうち4回はここ多摩川でのものと水面相性は抜群。デビュー当時からスタートは安定して速かったが、最近ではコーナーワークも安定してきており簡単に大敗するようなことがなくなってきた。直近の多摩川参戦は5月の日刊スポーツ賞。この時は2連対率8%のモーターを引いてしまいかなりの苦戦を強いられ1勝のみに終わったが、戦える範囲の足さえあれば当地は点増しで評価していい。伸び型のモーターを引ければ、さらにその威力が増す。