レース展望
多摩川のおんなカップ
- 8
- 20水
- 21木
- 22金
- 23土
- 24日

好調な金子拓矢、当地相性いい河村了の95期コンビ期待
主な出場選手
- 寺田千恵3435(岡山)
- 馬袋義則3612(兵庫)
- 天野友和3905(愛知)
- 梶野学志4140(東京)
- 金子拓矢4305(群馬)
- 河村了4308(愛知)
- 前沢丈史4366(東京)
- 中山雄太4650(愛知)
金子拓矢
4305 (群馬)

初のダービー出場も決め近況充実の航跡
一般戦に限れば多摩川は近7回の出場で5優出(V2)と相性のいい水面。取材対応はどれほど忙しくても、誰に対してでも真摯で丁寧、群馬支部を代表するナイスガイである。ターン回りをうまく仕上げ、多彩な変化技を繰り出し、スタートも安定して速い。スリットで先手を奪った場合にはまくり差しよりまくりを多用するなどレーススタイルは積極的だ。1コース戦はもちろん安定した成績を残すが、5コースまでは頭で狙える。6コースでもうまくさばいて2、3着には食い込んでくるので、コースを問わず常に舟券の対象となる。昨年から安定した成績を残し、今年も好ペースを維持。10月には津のボートレースダービーへの出場が決まっている。これまでSGはクラシック、オーシャンカップの出場はあるがダービー出場は初。そこで結果を出すためにも、得意の当地でリズムを整えておきたい。
河村了
4308 (愛知)

地元以上に好相性の水面で大暴れ必至
自身が「パワースポット」と言うほど、多摩川水面に絶対の自信を持っている。直近の参戦だった昨年末の多摩川カップこそ凡機に苦しみ優出を逸してしまったが、それ以前には5連続で優出(V1)を果たしていた。走り方を手の内に入れているのはもちろんだが、地元レーサー以上にモーターもうまく仕上げる。積極的なレース運びが持ち味で、スリットで先手を奪った場合には迷わず内をたたきにかかる。多摩川は関東でも1コースがかなり強い水面で、簡単にはまくりが決まらないが、河村にとってはお構いなし。全速主体の攻めで順当にポイントを稼ぐだろう。意外にも今期は18期続けたA1級から降級してしまったが、6月には若松で約1年2カ月ぶりに優勝を飾るなど近況の調子は悪くない。24場で最も得意とする多摩川なら必ず優勝戦線をにぎわしてくれるだろう。
梶野学志
4140 (東京)

純地元で簡単に遠征勢にVは渡せない
今節参戦している地元のA1レーサーは梶野学志と前沢丈史の2人。どちらをチョイスするか迷うところだが、水面との相性も加味して梶野をピックアップしたい。引退した山口雅司さんのプロペラグループに属していたので多摩川は純地元。1コース戦の安定感はもちろん、まくり、差し、まくり差しと展開に応じて使い分けるハンドルも鋭い。デビュー後、約1年2カ月で初優出、約2年半で初優勝を達成と、早くから好センスぶりを発揮していて、グループの先輩である長岡茂一さんも「レース運びはかなりうまい」と絶賛するのもうなずける。長岡さんいわく「もう少しモーターを仕上げるスピードを早くすればもっと上に行けるのでは。そのためには整備もプロペラ調整も大胆にやってみてもいい」とのアドバイス。6月から7月にかけて徳山、蒲郡、常滑で3節連続優出を果たすなど近況の調子は上々だ。