レース展望
第21回日本財団会長賞
- 7
- 25金
- 26土
- 27日
- 28月
- 29火

実績最上位の徳増が主役も、多数の実力派が腕で迫る接近シリーズ
主な出場選手
- 徳増秀樹3744(静岡)
- 田中豪3792(東京)
- 東本勝利4066(三重)
- 黒柳浩孝4161(愛知)
- 岡祐臣4261(三重)
- 白神優4713(岡山)
- 木村仁紀4743(滋賀)
- 松本純平5051(埼玉)
徳増秀樹
3744 (静岡)

衰え知らずの速攻力で当地6連続優出へ
2020年、45歳の時にグランドチャンピオンで準パーフェクトVを遂げてSG初制覇。G1は過去V4と当人の実力を思えば少し寂しいが、通算では107回のV(7月上旬時点)と一般戦では無双状態になることも少なくない。実際、1997年以降でVがなかったのは2008年のみで、それ以外はほとんどの年で複数回のVを果たしている。例に漏れず、今年も上半期だけで既に9優出してV5。24場制覇も2015年の2月に達成とデビューから約20年3カ月の早さで成し遂げており、時期・場を問わず常に奮戦する姿勢が、高い勝率を維持している秘訣だろう。多摩川は昨年7月以来の参戦だが、その節を含めて現在は5連続優出中。そのうちVも2回と相性もいい方だ。持ち味はコースを問わず、のぞいて攻めるスタートからの速攻力。50歳を迎えても衰えのないスピードとハンドルさばきで「濃く」いくレースを展開する。
白神優
4713 (岡山)

機出しと巧みなレース運びで常に善戦
2012年5月初出走の110期。デビュー5年目に初のA級に昇格すると、そこからは6点前後の勝率で推移。ここ2年は時折G2以上のあっせんが入る中でも、6点台半ば以上の勝率を残してA1級をキープしている。当地でも走りとモーター出しは巧みで、今年1月の参戦時にはF1本持ちながらスタートではのぞかずとも、へこむことは一切なく予選を好走。29.7%のモーターをバランス型の好脚に仕立てて1コース逃げVを果たすなど、当地直近3節で2優出V1の実績を持つ。今年こそ上半期終了時点で2優出V1と少々寂しい成績だが、昨年は年間で12優出V1、一昨年は同9優出V1と本来はキッチリ優勝戦まで駒を進めてくる堅実性が大きな魅力。2019年以降は毎年V歴も残している。劣勢モーターさえ引かなければ、内・中・外とコースに応じた的確な立ち回りで常に善戦してくれるはずだ。
田中豪
3792 (東京)

まだまだ地元の意地て食い下がりV争い
7月から適用されている級別は、4期ぶりのA1級カムバックで勝率は6.41。絶頂時はもう20年ほど前になるだろうか、2004年から2009年にかけては年間勝率がほぼ7点台、優勝も年間8回とか6回で、SGボートレースクラシックには2005年から2007年まで3年連続で出場していたことがある。それも3年連続で多摩川、平和島、平和島とSG準優まで進出し、長岡茂一、客員・熊谷直樹、野澤大二、村田修次らとプロペラグループ「BPクラブ」の一員として活躍していた。あれからだいぶ年月が経過したが、それでも現在A1を張っているのは、日々のモーター出しにかける熱意と的確なさばきの賜物(たまもの)だろう。今年の優出は3月平和島(5着)と4月常滑(5着)の2回。ともに4、5コースでスタート負けが響いてしまった。最近の田中は1コースで今年1月から3連対率96%のすごさ。その他のコースは2、3着が多い。