BOAT RACE 多摩川
非開催
07/04
開催まで4日
本日の場間場外発売
児島 GⅡ 平和島 GⅢ 徳山 一般 芦屋 一般
一般 びわこ 一般 尼崎 一般 福岡 一般
桐生 一般 蒲郡 一般 住之江 一般 下関 一般

レース展望

一般

第63回スポーツニッポン賞

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服部・丸岡のSG覇者に当地経験で負けない実力派が食らいつく

『第63回スポーツニッポン賞』は準優3個制で行われる男女混合の5日間開催。SGで複数回のV実績を持つ服部幸男・丸岡正典が今節の中心。服部は昨年のオールスター以来の当地参戦だが、その時は初日に3コースからのぞいてのまくりで白星発進を決め、昔と変わらぬ存在感を放った。今回は格上としての意地も込みで同様のレースに期待できそうだ。丸岡も実績では負けておらず、こちらはさばいてのレースが主体か。当地でのモーター出しでいえば山本寛久や桐本康臣、石塚久也が的確な印象。この3者は当地でのV歴もあり、中堅級以上のモーターを手にすれば活躍は必至だろう。地元からは山田竜一、後藤翔之、清水沙樹らが登場。特に当地での安定感が光る後藤が躍動候補の筆頭だ。若手では今年4優出2Vで7月からA1級キープと好調な吉田凌太朗に注目したい。

主な出場選手

  • 服部幸男3422(静岡)
  • 山本寛久3874(岡山)
  • 丸岡正典4042(大阪)
  • 桐本康臣4043(三重)
  • 永井源4067(愛知)
  • 石塚久也4144(埼玉)
  • 後藤翔之4460(東京)
  • 吉田凌太朗4903(愛知)
本命選手

服部幸男

3422 (静岡)

SG最年少V記録残るボート界のスター

2017年に24場制覇、2022年には通算100V達成、7月1日現在での通算勝利数は2654。記録にも記憶にも残る幾多の名勝負を披露し、若き頃から常に松井繁と最高峰の舞台で競い合って来た64期のスターレーサーである。その松井よりも頭角を現した時期は少し早く、21歳9カ月の若さで当時の全日本選手権(現ボートレースダービー)を制覇。これが史上最年少でのSG優勝であり、この記録は現在も破られていない。その後も躍進は止まらず、SGの通算4Vは全て20代のうちに遂げたもの。G1も通算で21Vの実績を残している。54歳を迎えた現在はやや鳴りを潜めているが、最後に記念レースを制した2016年以降も一般戦0Vに終わった年はなく、毎期6点半ばの勝率を残して直近7期はA1級を維持。かつて「好き」と話したこともある多摩川は昨年オールスター以来の参戦。スピード水面でベストを尽くす。

対抗選手

丸岡正典

4042 (大阪)

ダービー2Vのさばきで当地常に善戦

井口佳典、田村隆信、湯川浩司、田口節子らを擁する華の85期生。通称銀河系軍団の一員だ。丸岡自身もSGボートレースダービーで2V、G1を4V、通算では58Vと今節中では申し分のない実績を誇る。ここ数年は記念戦線での躍動がやや減って前々期は21年ぶりのA2級に降格したが、その直後の前期には一般戦で7優出3Vと格の違いを見せつける活躍ぶり、7点を超える勝率を残して7月からA1級に復帰している。多摩川でも過去8優出4Vの成績を残しており、今年1月にはおよそ2年半ぶりの出走かつ中堅級のモーターを引きながらも、初日から丸岡らしい安定したレース運びで優出(5着)までこぎつけている。今期初めにFを切った分で6月にF休みがあった。スタートは幾らか慎重になるだろうが、持ち前のさばきでしっかり勝率を稼いで、9月から続く記念レースへと繋げたい。

地元イチオシ

後藤翔之

4460 (東京)

堅実性と地の利でSG級に食い下がる

弟に隼之、妹に美翼を持つ3人兄弟レーサーの長男。地元だけに当地の出走機会は多く、通算では14優出2Vの実績を持つ。今年だけでも既に当地は3節参戦しており、転覆を除けば6着を1回も引かない堅実性が魅力。加えて3月の『多摩川巧者決定戦』ではスピードに乗った差し・まくり差しを主体に予選から好走を連発して優出(4着)を果たしており、地元勢の中でもひときわ存在感を放った印象。4月には当地現行モーターの初おろしシリーズにも出場しており、季節こそ違えど経験値がある点は有利だろう。優勝でいえば2023年10月の児島まで遡るものの、前期は全国で4回の優出。この安定感が光って7月から3期ぶりのA1復帰となっている。地力・リズム・モーター出しが見事にマッチした時、SGレーサーをも凌駕(りょうが)する破壊力が生まれても不思議ではない。