レース展望
第62回サンケイスポーツ賞
- 5
- 6火
- 7水
- 8木
- 9金
- 10土

権藤俊光を筆頭に大阪支部が充実
主な出場選手
- 寺本重宣4086(東京)
- 田中和也4357(大阪)
- 前沢丈史4366(東京)
- 大須賀友4518(愛知)
- 小池哲也4788(大阪)
- 権藤俊光4832(大阪)
- 吉川貴仁4926(三重)
- 尾上雅也4953(埼玉)
権藤俊光
4832 (大阪)

F2の足カセが外れ攻撃力全開
今節出場してるレーサーで唯一今期適用勝率が7点を超えているのはこの権藤だけ。昨年11月からの新勝率も7点を超えているが(4月21日現在)、残念ながら来期はF2による出走数不足で降級の身の上。今節は60日の休み明け2節目だが、F休みに入る直前の2月住之江では予選から準優までオール3連対で、石野貴之、徳増秀樹などSG覇者を相手に優勝と気を吐いていた。レース勘にもさほどの不安はないだろう。養成所に入所する以前は全日本選手権、ヨーロッパでも活躍したオートバイのプロレーサーだったのは有名な話。オートバイに限らず他の競技を経てボートレーサーとなった者は数多くいて、前職で活躍していても必ず大成するわけでないが、権藤の場合はサーキットでの経験が水上でもうまく生かせている。いつ大きなタイトルを取っても不思議はない逸材だ。
田中和也
4357 (大阪)

近況はダービー出場が狙える好ペース
2005年11月デビューの97期生。養成所ではリーグ戦勝率トップで、修了記念競走も優勝。デビュー節の住之江では5走目に水神祭を挙げて準優にも進出した。その時は優出こそ果たせなかったが、いきなりセンスの良さを見せつけた。現在でも安定して好成績を維持し、12期連続でA1級を維持しているが、スター性のあるレーサーが数多くいる大阪支部に在籍しているせいか記念のあっせんがかなり少ない。今年は1月大村、2月若松の優勝を含め6優出と一般戦は好調。この勢いを持続できれば自身2回目となるダービーに出場できるペースだ。住之江育ちだけあって当然1コース戦もそつなくこなすが、コースに左右されずに安定して着をまとめるのが田中の強み。5コースまでなら常に舟券の対象から外せない。展開を探るよりも自力でレースをつくるタイプで、スリットでのぞけばそのまま握るケースが多い。
寺本重宣
4086 (東京)

正月戦の悔しさをここにぶつける
今節出場している東京支部の選手でA1級は寺本重宣と前沢丈史。どちらを選択するかは迷うところだが、正月のかどまつ賞で好走した寺本を挙げたい。初日から3連勝と快調に飛ばし予選をトップ通過。成績ほどモーターは仕上がっていなかったが、さすがのさばきでうまく着をまとめていた。準優も1コースからトップスタートを決め余裕で先マイを果たしたかに見えたが、まさかのターンミスで5着に大敗。3連単7万円台の大穴を提供してしまった。今節はその雪辱を期しての参戦となる。ナタのような豪快さはないが、展開に応じた柔軟なハンドルが持ち味。展開を読み解くのもうまく、コースは遠くても必ず舟券の対象に必要。意外にも2020年12月の江戸川を最後に優勝から遠ざかっていたが、今年2月の戸田で約4年ぶりの優勝を果たした。リズム良く挑める地元戦でさらにペースを上げたいところだ。