BOAT RACE 多摩川
開催中
04/30
開門時間 10:45
本日の場間場外発売
鳴門 一般 徳山 一般 からつ 一般 平和島 一般
常滑 一般 尼崎 一般 宮島 一般 蒲郡 一般
丸亀 一般 下関 一般 大村 一般

レース展望

一般

第60回日刊スポーツ賞

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中心はSG2冠の土屋智則も多士済々な顔ぶれがそろう

「第60回日刊スポーツ賞」は準優3個レース制での5日間開催。実績上位はSGV2の土屋智則だが最近の多摩川では実績を残していない。それだけに混戦ムードが漂っている。当地との相性から相手筆頭となる吉川昭男はモーターの調整も巧みで、コース取りからレースを面白くしてくれる。他艇を出し抜く快スタートが魅力の野中一平は現在では希少になりつつあるカドまくりの名手。スリットで先手を奪えばそのままスロー艇を粉砕する。外の艇にいい展開をつくってくれるので、穴党にとっても頼もしい。高野哲史はイン戦31連勝の記録が有名ではあるが、もちろん他のコースでもそつなくさばき大崩れは少ない。最近は躍進著しい埼玉の若手では、昨年末に平和島でうれしい初Vを達成した松本純平が参戦。地元での注目はやはり長田頼宗。昨年は不本意な成績だったが正月の平和島で久々のV。得意の多摩川でさらに調子を上げたい。

主な出場選手

  • 吉川昭男3582(滋賀)
  • 吉田俊彦4055(兵庫)
  • 長田頼宗4266(東京)
  • 土屋智則4362(群馬)
  • 高野哲史4512(兵庫)
  • 木村仁紀4743(滋賀)
  • 野中一平4850(愛知)
  • 松本純平5051(埼玉)
本命選手

土屋智則

4362 (群馬)

2年連続でSGを制覇

2023年の平和島クラシック、2024年の尼崎グラチャンVとSG2冠。この2回の優勝はいずれも予選をトップで通過し(尼崎は徳増秀樹と同率1位)、優勝戦は1号艇を得て王道の逃げだった。節によりややムラがあるのは否めないが、調子をつかんだ時はSG戦でも突っ走る。昨年は戸田クラシック(不完走)、下関チャレンジカップ(3着)でも優出。年末のグランプリは惜しくも着位差で優出を逃してしまったが節間3連対と頑張っており、群馬支部を代表する選手の1人といえる。意外性もあり、特筆すべきは時折繰り出す強烈なピット離れ。スタート展示では枠なりでも、本番で飛び出し内を奪うケースが結構ある。関東地区のレーサーながら多摩川の出走はあまりなく、過去5年間でも4回の出場しかない。今回は2023年のウェイキーカップ以来久々の参戦だが、最近の動きからして主力の座は譲れない。

対抗選手

吉川昭男

3582 (滋賀)

内を奪っての巧さばきは絶妙

多摩川は過去5節で4優出(V1)とかなり相性のいい水面。吉川にとって忘れられないレースが昨年7月の当地ホットマンカップの優勝戦。絶好枠だった吉川は上條嘉嗣に差されてまさかの5着。「あのレースを引きずってしまい、調子がおかしくなってしまった」とか。次の当地出走が11月の関東日刊紙ボートレース記者クラブ杯で「前回の借りを返す」と予選から気迫の走りを見せた。結果としては惜しくも準優勝だったが、存在感を大いにアピール。今回も優勝をめざしての走りになるだろう。進入から目が離せないのが吉川のレーススタイル。外枠時に黙っての枠なりなどはまずなく、必ずモーターを噴かせて回り込んでくる。もちろんリスクを背負ってで楽な進入にはならないが、深い起こしには慣れているのでバチっとスタートを決める。また、主戦場は内なので、出足や行き足を仕上げるのもなかなかうまい。

地元イチオシ

長田頼宗

4266 (東京)

昨年不振も当地ではVを譲れない

2015年に住之江グランプリシリーズを制し、平和島周年などG1の優勝も2回ある。今節出場している東京支部のA1レーサーはこの長田だけなので、必然的に地元の期待が集まる。2023年は若松周年を含めV5の活躍だったが、昨年は鳴門一般戦でのV1だけで、記念で目立った活躍も江戸川周年での優出4着が目につく程度。その後は尼崎グラチャンなど記念の準優には7回乗ったが、一歩及ばずの惜敗が多かった。前期適用勝率は6.66、今期も6.70と安定した数字を残してはいるものの、長田本来の実力を考えれば少し寂しい戦績といえる。昨年までSGメモリアルには9回連続で出場中。ここ多摩川から選出されていることが多いので長田自身もより気合が入り、実際に最も優勝回数が多いのもこの水面(9回で平和島と同数)。得意水面で結果を出して以前のリズムを戻し、再びSGやG1で大暴れする姿が見たい。