BOAT RACE 多摩川
開催中
12/11
開門時間 10:00
本日の場間場外発売
福岡 GⅠ 住之江 GⅢ 下関 GⅢ 三国 一般
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宮島 一般 蒲郡 一般 大村 一般

レース展望

一般

にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川

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近況復調ムードの坂口周に期待も傑出者不在の混戦シリーズ

「にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川」は準優3個レース制での5日間開催。参戦する現A1級のレーサーは7人でいずれも実力は接近。ズバ抜けた存在は見当たらず、混戦といえる。現在はA2級だが、来年1月からA1級に復帰する坂口周を本命に推したい。また、最近はG2以上でも存在感を示しつつある井上一輝、多摩川は常に大崩れなく確実にポイントをまとめる渋谷明憲の大阪コンビにも注目。島川光男は出場メンバーでも最古参だが、年齢を感じさせない若々しい走りで一般戦なら常に主役級、まくりに威力があり、1992年にウェイキーカップを制した実績もある。地元からは杉山貴博と飯山泰。杉山は昨年当地に6回参戦し、今節も今年6回目の参戦と走り慣れているのは強みで、昨年6月のホットマンカップでは8戦7勝のVと圧倒的な強さを見せつけた。飯山泰は近況不振でも地元水面で本来の調子を取り戻したい。

主な出場選手

  • 島川光男3158(広島)
  • 飯山泰3940(東京)
  • 坂口周3984(三重)
  • 杉山貴博4134(東京)
  • 森定晃史4172(岡山)
  • 渋谷明憲4436(大阪)
  • 木村仁紀4743(滋賀)
  • 井上一輝4826(大阪)
本命選手

坂口周

3984 (三重)

変幻自在な巧さばきが完全復活

活躍の場は一般戦ではあるが、2010年には住之江周年を制した実績がある。SGの優勝はないものの、2020年にはクラシック(3着)、グランプリシリーズ(2着)と、ともに平和島で優出している。昨年11月からの期は序盤のFが響いて思うような成績が残せず、12期ぶりに降級してしまったが、現在は本来の姿を取り戻していて、5月以降は6.81の勝率で来期は堂々のA1級復帰が決まっている。この勝率は今節出場するレーサーの中で最も高い。派手さはないがスロー水域からの柔軟な運びでの1着が目立ち、ダッシュ戦ではうまく展開を読んで2、3着でまとめるのが坂口のレーススタイル。前回10月の多摩川では予選の最後に大敗して優出を逃してしまったが、1月の報知新聞社賞静波まつり杯では準優勝の活躍だった。通算64回の優勝のうち5回はここ多摩川でのもの。意外にも昨年4月から優勝がないが、得意の多摩川なら必ず優勝戦線へ。

対抗選手

井上一輝

4826 (大阪)

コース問わず快スタートを連発

成長著しい大阪のホープ。今期適用中の勝率は自身最高の7.01。来期は6.61と勝率を少し下げたが、それでもなかなかの数字だ。今年はここまでコンスタントに11回の優出(V2)がある(11月26日現在)。特に7月のG2江戸川モーターボート大賞は準優勝の活躍と、特別競走でも実力が通用することを証明してみせた。ただ、大阪支部は若手でも数多くの好レーサーがそろっているので、井上が記念レースを走る機会は少ない。各地で実績を残し、さらにアピールすれば大舞台での活躍も増えるだろう。どのコースからでもバチっとスタートを決められるのが井上の持ち味。特に伸びが仕上がれば、相手が強かろうが外からでも好勝負できる。多摩川は今年2回参戦していて、4月のマンスリーBOATRACE杯は優出4着、9月のサンケイスポーツ賞は準優で3着と敗れたものの、予選は6位タイと奮戦している。

地元イチオシ

飯山泰

3940 (東京)

得意水面の多摩川で巻き返し図る

今年プロ野球で日本一となった横浜DeNAベイスターズの大ファンとして知られ、年間シートを購入するほど熱心に応援しているとか。高校時代は野球部だった。飯山は典型的な速攻派で、過去1年間の平均スタートは14。もちろん変化技も使うが、飯山の真骨頂はのぞいた位置からの全速戦。2コースから6コースまでまくり勝ちの比率がかなり高い。そのため、行き足から伸びが仕上がった場合にはかなりの破壊力になる。今年はあまり目立った活躍がなく一般戦の優出が6回ある程度。来期は4期続けていたA1級から降級とやや不振。46歳とマスターズ世代にはなったものの、このままではいられない。多摩川は地元でもあり出走回数がかなり多く、過去5年間で15節走っていて、そのうち8回優出とやはり相性はいい。得意水面で結果を残せば再びリズムをつかむことができるはず。ここで復調のきっかけをつかみたい。