レース展望
BOATBoyCUP
- 10
- 9水
- 10木
- 11金
- 12土
- 13日
- 14月
平尾崇典の実績上位 鎌倉涼と櫻本あゆみら女子勢の台頭も
主な出場選手
- 一瀬明3641(東京)
- 平尾崇典3822(岡山)
- 東本勝利4066(三重)
- 田中和也4357(大阪)
- 鎌倉涼4456(大阪)
- 小山勉4488(埼玉)
- 白神優4713(岡山)
- 和田拓也4794(兵庫)
平尾崇典
3822 (岡山)
調整力と緻密なレースの組み立てで魅了
2012年の児島チャレンジカップと2018年の住之江GPシリーズ、過去2回のSG優勝がある。特にチャレンジカップの優勝は獲得賞金額で33人抜きを演じて大逆転のグランプリ出場を決め、多くのファンの記憶に残った。G1制覇も5回あり岡山支部を代表するレーサーだ。2024年前期は調子を崩して7期守っていたA1級から陥落してしまったが、後期は6.88の勝率で再度A1級に復帰した。整備、調整に一家言を持ち常に安定してモーターを出すとともに、コースを問わずベストの位置にボートを持っていくので大崩れが少ない。しかし、マスターズ世代になった後は記念の出場がかなり減ってしまった。それでも10月末には約半年ぶりのG1となる当地ウェイキーカップが控えていて、再び記念ロードで活躍するためにも結果を出したい。最近の多摩川では目立った活躍はないが、過去に3回の優勝実績があり相性は決して悪くない。
鎌倉涼
4456 (大阪)
前回優勝戦Fの名誉挽回へ
昨年秋の当地オールレディース優勝戦で圧倒的な1番人気に推されながら、インからまさかのフライング。これでリズムを崩したか次の浜名湖でも2本目のフライング。90日F休み後の今年前半は思ったようなレースができず、B1級へ降級してしまった。G1のタイトルこそないものの、本来は大阪支部の女子をけん引する実力者。最近になってようやく、かつての力を取り戻しつつある。今年5月からの勝率は6.93(9月24日現在)と7点に迫る勢いで、今節のメンバー中で最も高い。6月の下関から近況7節はすべて準優に乗っていて、そのうち優出4回と完全に本格化。多摩川は過去に2回の優勝歴があり、2021年のG2レディースCCでも優出(6着)と好走。決して水面との相性は悪くない。昨年前半は全国の男女混合戦で3回の準V実績を残していて、復調の今ならば男子相手でも優勝戦線をにぎわすだろう。
一瀬明
3641 (東京)
隠れた当地巧者で昨年は4連続優出
1993年5月平和島でのデビュー節に水神祭を挙げ、約2年後の多摩川で初Vを達成。当時は東京支部のホープとして早くから頭角を現していた。30年以上が経った今年は優勝こそないものの、優出8回と安定した成績。特に印象深かったのが2月平和島での関東地区選。予選をトップ通過して準優も快勝し優勝戦の絶好枠を得たが、濱野谷憲吾にまくり差されてG1初Vはできなかった。レーススタイルはオーソドックスそのもの。意表を突くようなハンドルはないが、柔軟なさばきで堅実にポイントを稼ぐタイプ。今年の多摩川はお盆の大郷葉月杯しか出走がなく、その時は勝ち切れず予選落ちしたが、昨年の前半は当地で存在感を示していた。正月のかどまつ賞の優勝から4節連続でファイナルに駒を進め、優勝した正月以外は平凡なモーターながらも腕一本で頑張っての連続優出。当地での走り方は逸品だ。