BOAT RACE 多摩川
非開催
05/17
開催まで4日
本日の場間場外発売
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からつ 一般 尼崎 一般 宮島 一般 浜名湖 一般
福岡 一般 蒲郡 一般 住之江 一般 大村 一般

レース展望

一般

第62回スポーツニッポン賞

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前回Vの稲田浩二が1歩リード 成長著しい板橋侑我にも注目

「第62回スポーツニッポン賞」は準優3個レース制で行われる5日間開催。この開催の後にはSGオールスターが控えていて、モーターの動きもしっかりチェックしておきたい。主力メンバーは実力が接近しているが、シリーズリーダーのトップ候補は稲田浩二だ。2月当地の神奈川新聞社賞でイン速攻から優勝を飾ったばかりの参戦。その時の感触も残っているはずでまずは中心に推したい。昨年に2回目のG1制覇を達成した板橋侑我はターンの鋭さに加えて展開の読みもしっかりしてきた。現在27歳なので、まだまだ伸びシロがある。レース運びがしっかりしている白神優・村岡賢人・山本寛久の岡山トリオや、稲田同様に出し抜くスタート力を秘める大上卓人も見逃せない。今節の地元勢では2月、4月にFを連発してしまった戸塚邦好より、攻撃的なレースで上位を脅かす内堀学に注目。女子レーサーも当地V3の永井聖美ら7人が参戦する。

主な出場選手

  • 安達裕樹4227(三重)
  • 稲田浩二4290(兵庫)
  • 内堀学4496(東京)
  • 島田賢人4505(埼玉)
  • 岩瀬裕亮4604(愛知)
  • 大上卓人4682(広島)
  • 板橋侑我4933(静岡)
  • 藤原碧生5217(岡山)
本命選手

稲田浩二

4290 (兵庫)

記念でも一発出し抜くスタートが魅力

デビューからわずか4カ月後の2004年宮島で初優出を果たし、優勝戦は5コースからトップスタートでまくり勝ち。デビュー期で早くも初Vの快挙を達成した。ちなみにデビュー期に優勝しているのは1992年の三嶌誠司以来で当時12年ぶりのことだった。その期は5.08の勝率でB1級へ。6期目に6.00でA2昇格後は、現在まで勝率6点台を下回ったことはない。稲田の武器は他艇を出し抜く快スタート。『イナダッシュ』の異名を持つように、外からでも機先を制する一発で強力メンバー相手でも波乱を呼べる。現在ではまくり、まくり差し、差しと自在派が多いが、稲田は全速を主体とする典型的なまくり攻撃だ。その果敢さに魅了され、記念レースでは穴党の期待を集める。もちろん一般戦を走れば常に優勝候補の一角に名前が挙がり、持ち前の速攻力でシリーズをけん引する。今年は多摩川、三国と優勝2回。

対抗選手

板橋侑我

4933 (静岡)

将来の静岡支部を担う逸材

118期の修了記念チャンプ。2016年のデビュー初戦で2着に入り、2カ月後の戸田で水神祭と早くからセンスの良さを見せつけた。今期適用勝率は6.94と自己最高をマーク。来期勝率は数字を下げてしまったが、安定感さえ身につければ7点勝率に定着するだけの地力は備えている。2021年に地元の浜名湖周年でG1初優出・初Vを達成。峰竜太や深谷知博など対戦相手は強力だったが、臆することなくインから堂々と押し切ってみせた。そして昨年12月には鳴門周年で白井英治や池田浩二らのグランプリレーサーを相手にまくり差しを決めて2回目のG1制覇。足の裏付けさえあればSGレーサーが相手でも通用することを再度証明した。多摩川を走る機会は少なく、2022年ヤングダービー以来の参戦。その時は予選の最後に大敗してしまい準優入りを逃したが、節間2勝、2着2本と奮戦していた。

地元イチオシ

内堀学

4496 (東京)

意外性と積極性を備える高配当の使者

今節出場している東京支部のうちA1級の選手は戸塚邦好の1人だけ。本来なら間違いなく地元イチオシに推すのだが、30日のF休み明け。それに加えて今節の後には2本目の60日のF休みも残していて強気になれない。ほかの地元出場選手は全員がB級なので選択に迷うところ。しかしピックアップしてみたいのは、この内堀。現在の適用級別はB1級でも、その1期前はA1級を張っていて、2020年後期には7.05のハイアベレージを記録したこともある。もともと地力はあるだけに安定感さえ身につけばA1級に定着できる。積極性もあり主戦法は全速主体のまくりが多く、それに加えて意外性もある。最近で印象深かったレースは4月の若松一般戦。初日にFを切ってしまったが、2日目の6枠戦ではセンターを奪っての道中競り勝ち。2連単で5万円、3連単でも21万円の超大穴を提供。相手が強くても枠不問で追いかけたい選手、穴党の味方である。