レース展望
マクール杯
- 5
- 6金
- 7土
- 8日
- 9月
- 10火

主力メンバーは実力接近で混戦ムードが漂う
主な出場選手
- 石橋道友4096(長崎)
- 榎幸司4171(長崎)
- 郷原章平4193(福岡)
- 渡辺浩司4256(福岡)
- 宮下元胤4298(愛知)
- 宮地元輝4445(佐賀)
- 井上一輝4826(大阪)
- 西橋奈未4961(福井)
西橋奈未
4961 (福井)

女子屈指のターンスピードを誇る
2016年11月の三国でデビューし、半年後の2017年唐津で水神祭を飾った。その後も確実に力をつけて、2022年後期はF2で出走回数こそA1の規定に足りなかったが、初の7点勝率を記録した。2020年と2021年にはそれぞれヤングダービーとレディースチャンピオンの両方に出場し、昨年のレディースチャンピオンでは優出を果たすなど、女子でも屈指の実力者だ。イン戦もそつなくこなすが、魅力的なのがターンの速さを生かしたまくり。内を引き波に入れずとも、旋回スピードの違いでバックは前に出ていく。一般的に男女混合戦では女子の勝率は割り引きともいわれるが、西橋に関してそれは当てはまらない。2020年11月芦屋の初優勝は混合戦で、上平真二、芝田浩治らの強力メンバーが相手だった。多摩川では好不調の波が激しいが、前回参戦時には優出を果たしている。いったん調子さえつかめば、そのまま快進撃を続けるだろう。
宮地元輝
4445 (佐賀)

イン戦の安定感抜群! 当地も前回優出
2007年6月に若松からデビュー。桐生順平、秦英悟、松崎祐太郎らと同期の100期生。水神祭は意外に遅く、2009年2月の芦屋だった。最近は前期こそA2級だったが、それ以前は8期連続でA1級キープと実力十分。特筆すべきはイン戦の強さ。過去1年での1コース1着率は約75%。次に1着の多いのは4コース。積極的に自力でレースをつくることが多く、うまさより強さでアピールする選手だ。ほかに注目すべきはその進入。最近はほぼ枠なりだが、勝負どころでは意欲的に内を狙って動くことも。宮地といえば2018年4月の唐津周年優勝戦を覚えているファンも多いだろう。優出メンバーは峰竜太や毒島誠など、SGレーサー5人を相手にして、6枠から2コースを奪った。結果こそフライングだったが、その姿勢は佐賀に宮地ありを大いにアピールした。多摩川は出走する機会が少ないが、2019年9月の前回参戦時には優出を果たしている。
上原崚
5096 (東京)

最近当地では節間1勝はして上昇気配
オール地元の多摩川さつき杯直後の開催ということもあり、地元東京支部の層が薄い。参戦するのは浦田信義、寺島美里、田代達也、田邉亮蔵、上原崚の5人だけ。気になる選手としてピックアップしたいのは、登録番号が最も若い上原峻だ。現勝率は3点に届いていないが、2019月11月のデビューから緩やかでも勝率は上げてきている。上原の特長は安定したスタート。過去1年での平均タイミングは16。走り慣れている地元水面ならば、もう少し踏み込めるだろう。今年の多摩川は正月、3月に続いて3度目の参戦。コロナ禍で、地域的に多摩川の出走が少なくなっている選手も多いだけに、その分でも有利といえる。過去の多摩川2節はそれぞれ白星を挙げている。スリットで先手を奪いながら1マークは後手に回るケースも少なくないが、冷静に回れれば格上相手でもひと泡吹かせるケースがあるだろう。