ウェイキーカップ開設71周年記念
- 9
- 29月
- 30火
- 10
- 1水
- 2木
- 3金
- 4土
グランプリ覇者たちを濱野谷憲吾、佐藤隆太郎が迎え撃つ
主な出場選手
- 服部幸男3422(静岡)
- 濱野谷憲吾3590(東京)
- 吉田拡郎4166(岡山)
- 峰竜太4320(佐賀)
- 茅原悠紀4418(岡山)
- 桐生順平4444(埼玉)
- 菅章哉4571(徳島)
- 佐藤隆太郎4847(東京)

茅原悠紀
4418 (岡山)
平和島周年Vの勢いでシリーズをけん引
2014年の平和島グランプリ、2024年の大村オーシャンカップを制していてSG2冠。9月の平和島周年は予選をトップ通過から準優を圧勝し、優勝戦も1コースから堂々の速攻で通算13回目のG1優勝を決めた。今年は常滑BBCトーナメントを含めV6と好ペースを維持し、岡山支部のエースとして君臨。卓越したターンスピードが武器でどちらかといえば力でねじ伏せるタイプ。もちろん変化技も使うが、まくり勝ちの比率はかなり高い。多摩川を走るケースはごくマレだが、2021年のウェイキーカップを4カドまくりで制した実績がある。スリットではスロー3艇より後方にいたが、力強く握って内を粉砕と茅原らしいレースだった。思い起こせば平和島グランプリは6コース、オーシャンカップも4コースからとダッシュ水域での優勝。ここ一番の勝負どころは、コースが不利でも定石を覆す走りに期待できる。

峰竜太
4320 (佐賀)
数々の金字塔打ち立てたボート界の至宝
2回のグランプリ制覇を含め、SGはV6、G1もV19。2023年に優勝した蒲郡ダービーでは通算100V、24場制覇を同時に達成しており、名実ともにボート界の頂点に立つ。旋回スピードは言うに及ばず、峰のすごさはコーナーでの読みの鋭さ。誰もが躊躇(ちゅうちょ)する針の穴のような隙を見逃さず、鋭く艇間を割ってくる。今年はここまで丸亀SGオールスター(2着)、戸田SGグラチャンなどG2以上で5回のファイナル入りを果たしているが、意外にもまだ一般戦を含めて優勝はなし。今年の獲得賞金は9位(14日現在)とグランプリ圏内に位置しているものの、本来の実力を考慮すれば少し寂しい。ウェイキーカップは2018年に制しているが、それ以上に昨年の大会の方がインパクトがあった。予選をぎりぎりの18位で滑り込み、準優は6コース発進だったが、『これぞ峰!』という鮮やかなまくり差しで2着に入り優出(5着)を果たした。

佐藤隆太郎
4847 (東京)
SG連続V 東京支部の超新星
まず、昨年は一気に素質が開花したように自己最多の年間V7を記録。そして今年は若松クラシックでSG初優出初Vを達成し、勢いに任せて丸亀オールスターも制しSG連続V。SG2戦はいずれも予選をトップで通過して準優、優勝戦は堂々の逃げ。調子をつかめば勢いのままに突っ走る。近況は記念のあっせんが増えてオールスター以降に優勝はないが、今年は2月戸田関東地区選(3着)、7月三国周年(3着)とG1戦でもしっかり結果を残している。多摩川は初優勝を達成した純地元水面でもある。直近のGW多摩川さつき杯は準優で不運な落水、優出は果たせなかったが、昨年は9月の神奈川新聞社賞でのVがあった。現状の佐藤の獲得賞金は2位の池田浩二に2000万円以上の差をつけて1位。グランプリ2ndステージからの出場は間違いないが、そこでの初戦1枠を確定させるためもしっかり賞金を上乗せさせたい。