BOATRACE 多摩川
非開催 06/13 開門時間 10:00
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レース展望

GⅢ

第12回イースタンヤング

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出場予定選手一覧

実績上位は吉田裕平と宮之原輝紀 爆発力なら豊田健士郎

「第12回イースタンヤング」は群馬から大阪支部までの勝率上位の若手が集結するG3戦で、準優3個レース制での6日間開催。優勝者には9月の宮島ヤングダービーへの出場権が与えられる。SG優出歴もある吉田裕平、宮之原輝紀に昨年V9と各地で大暴れした豊田健士郎が中心となる。攻め達者な井上忠政、石本裕武の大阪コンビにも注目。特に石本は多摩川は過去2回だけの参戦だが、いずれも好走していて当地との相性はいい。近況元気な若手がそろう埼玉支部からは畑田汰一、飛田江己、砂長知輝ら8人が参戦。宮之原以外の地元では多摩川を最も得意とする藤田俊祐を推す。デビューからあと一歩のところで優勝を逃しているが、走り慣れた当地なら初Vも十分。女子レーサーは8人が参戦し、昨年はSGのオールスター、メモリアルでも好走した西橋奈未、5月のG2レディースオールスターで優出3着と健闘した川井萌は男子相手でもスピード負けはない。

主な出場選手

  • 豊田健士郎4856(三重)
  • 吉田裕平4914(愛知)
  • 西橋奈未4961(福井)
  • 宮之原輝紀4939(東京)
  • 井上忠政4959(大阪)
  • 畑田汰一5042(埼玉)
  • 飛田江己5191(埼玉)
  • 石本裕武5267(大阪)
本命選手

吉田裕平

4914 (愛知)

父譲りの好センスで近況は大ブレイク

15年11月デビューの117期生。養成所での勝率は1位、デビュー節の常滑では5走目に水神祭を達成と、養成所での成績がダテではないことを証明してみせた。昨年11月の丸亀周年を制してうれしいG1初Vを達成。ちなみに今節出場しているレーサーのうち、G1の優勝、SGの優出(2023年蒲郡ダービー3着)があるのはこの吉田だけ。今期勝率の7.66、来期の7.80は今節出場しているレーサーの中でも群を抜いて高い。吉田はデビューから10年未満でフライングは17本あり、F2になってしまったことも過去に3回もあった。これらのスタート事故がなければ、もっと早くから出世していたはず。17年に引退した父の吉田徳夫さんもG1のタイトルホルダーであり、母の吉田幸恵さんも元レーサー。兄の凌太朗は同期生とまれに見るレーサー一家だ。今年もここまで一般戦ながらV3と好調なだけに素直に本命視したい。

対抗選手

豊田健士郎

4856 (三重)

いったん調子をつかめば優勝へ電車道

デビュー当時は目立つ存在ではなかったが、デビュー4期目にB1級、7期目にA2級、9期目に初のA1級に昇格と着実に力をつけてきた。23年にはV5を挙げ、24年には菅章哉と並ぶ全レーサー最多タイのV9を記録する大躍進。2年連続でクラシック出場も果たしている。過去24回の優勝のうち、19回は1号艇を得ての逃げ決着。いったん調子をつかめば誰にもその勢いを止めることはできず、優勝戦のポールポジションまで突っ走るパターンだ。記念のあっせんが増えた今年は、ここまで優勝戦2着は3回あるが優勝はなし。決して悪い成績ではないものの、昨年の大活躍を考慮すれば少し寂しい。元々センスはいいだけに、きっかけで再び優勝ラッシュが期待できる。多摩川は昨年6月の多摩川バースデイカップで優勝を飾っていて、今年2月の日本財団会長賞では優出2着。2節連続で好走と相性は良く、ここでリズムを整えたい。

地元イチオシ

宮之原輝紀

4939 (東京)

当地は5連続優出中と相性バッチリ

昨年は5回のSG出場を果たし、戸田クラシックでは予選を4位で通過しての優出(3着)と存在感をアピール。大舞台でも通用する実力を遺憾なく発揮してみせた。しかし、残念なことに9月の津周年の優勝戦でFを切った罰則で、1年間はG1、G2を走ることができなくなった。それでも主戦場となった一般戦では圧倒的なターンスピードを示し各地で大暴れ。今年はここまで10優出(V3)で、現在は7連続優出中とかなりリズムもいい。多摩川との相性も抜群で、昨年11月のウェイキーカップを含め現在は5連続優出中(V1)。特に直近のGW多摩川さつき杯ではワーストに近いモーターながら腕一本で頑張った。イースタンヤングは22年の津で優勝した実績があり、その時は8戦7勝と圧倒的な強さを見せつけた。今節はスピード自慢の若手が数多くそろうが、宮之原の旋回スピードは更にその上をいく。

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