BOATRACE 多摩川
非開催 05/12 開門時間 10:45
warkey-ico
menu-open-ico MENU

レース展望

一般

第61回日刊スポーツ賞

5
25
26
27
28
29
出場予定選手一覧

実績は太田和美が断然 水面との相性は三角が断トツ

「第61回日刊スポーツ賞」は準優3個レース制での5日間開催。実績ならグランプリを含むSG7冠の太田和美がズバ抜けている。そして一般戦での安定感抜群なのが久田敏之、また、多摩川との相性ならば三角哲男で、好勝負を演じるだろう。いずれにしろこの3人がシリーズをけん引するのは間違いなさそう。重野哲之は本来は多摩川を得意コースとしており、モーターをうまく出して調子をつかんだ時は強く、1着を並べ打つ。金子和之も当地優勝こそないが、ひと頃は多摩川で優出ラッシュだった時期もあり軽視できない。和田兼輔は過去2節の当地戦でいずれもFを切っており、今節は名誉挽回したい。須藤博倫は2月のauじぶん銀行賞で惜しくも準優勝。その時は逃げた三角に優勝されたが、今回はその上をめざす。三角以外の地元勢では上原崚に注目。初Vを達成した当地では安定したスタートを決め、常に好走する。

主な出場選手

  • 三角哲男3256(東京)
  • 太田和美3557(大阪)
  • 須藤博倫3983(埼玉)
  • 重野哲之3995(静岡)
  • 久田敏之4188(群馬)
  • 和田兼輔4446(兵庫)
  • 金子和之4700(埼玉)
  • 松井洪弥4824(三重)
本命選手

太田和美

3557 (大阪)

グランプリを含むGS7冠の実績光る

田中信一郎、仲口博崇、山本浩次ら多くのSG覇者を輩出している「華の69期生」の中でも、SG優勝7回、G1優勝21回は群を抜いた実績。1991年11月の住之江デビュー節では2・2・1・2・1・5着といきなりオール2連対で優出5着と並のセンスではないことを証明。その走りから付けられたニックネームは『怪物くん』。マスターズ世代になっても若手にスピード負けするようなことはなく、現在適用中の勝率6.94は今節出場レーサーの中では久田敏之に次いで2番目に高い。層の厚い大阪支部では小池修平や上田龍星など若手の台頭もあり、記念を走る機会は減ってしまったが、4月の住之江周年では得点率14位で予選突破と気を吐いていた。多摩川を走るケースは少なく、あっても記念のあっせんが多い。過去にはSG1回、周年3回の当地優出歴がある。

対抗選手

久田敏之

4188 (群馬)

一般戦の勝ち方を熟知する巧腕

父は2018年に引退した久田正晴さん。久田敏之はSG、G1のタイトルこそないものの、来期を含めA1級を26期続けるなど常に高水準の成績を残している。2016年から2021年までは6年連続でSGダービーにも参戦していた。ひと頃より記念にあっせんされる機会は減ってしまったが、一般戦を走れば常に優勝候補の一角に名を連ねる。前回の当地参戦は今年1月の夕刊フジ杯で、ワースト機ながら予選は得点率4位と健闘し優勝戦(4着)までコマを進めた。「こんなモーターで頑張ったのに(報道陣は)誰も褒めてくれませんね」と苦笑いをしていたが、どんなモーターを引いても当たり前のように活躍するのが久田のすごさ。昨年1月からここまで(5月10日現在)21回の優出(V5)を数え、一般戦で予選落ちした節はただの1回もない。地味な記録かもしれないが、簡単にできることではない。

地元イチオシ

三角哲男

3256 (東京)

多摩川を走れば鬼のような強さ

今年3月の浜名湖で、節目となる100回目の優勝を決めた。一昨年は若松で通算2500勝を達成し、昨年は芦屋で24場制覇を達成と数々の記録を樹立してきた。前回当地の参戦は2月のauじぶん銀行賞で、予選をトップ通過から準優も快勝。優勝戦も危なげなく押し切って多摩川通算18回目のV。この数字は濱野谷憲吾や引退した長岡茂一さんより2回多く当地歴代最多。三角が優勝した3回のG1戦はすべてここ多摩川で達成していて、まさに『是政最強』の称号にふさわしい。記念レースで暴れていた時につけられていた異名が「水上のゲリラ」。センター、アウトから意外性を発揮して、数知れず高配当を提供してきた。ちなみに2023年からは全国で10回優勝していて、そのうち1コースで優勝したのは2回しかない。半数の5回はダッシュ水域からのもので、ここ一番はコースを問わずに勝負強い。

シリーズインデックスに戻る