にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川
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近況復調ムードの坂口周に期待も傑出者不在の混戦シリーズ
主な出場選手
- 島川光男3158(広島)
- 飯山泰3940(東京)
- 坂口周3984(三重)
- 杉山貴博4134(東京)
- 森定晃史4172(岡山)
- 渋谷明憲4436(大阪)
- 木村仁紀4743(滋賀)
- 井上一輝4826(大阪)
坂口周
3984 (三重)
変幻自在な巧さばきが完全復活
活躍の場は一般戦ではあるが、2010年には住之江周年を制した実績がある。SGの優勝はないものの、2020年にはクラシック(3着)、グランプリシリーズ(2着)と、ともに平和島で優出している。昨年11月からの期は序盤のFが響いて思うような成績が残せず、12期ぶりに降級してしまったが、現在は本来の姿を取り戻していて、5月以降は6.81の勝率で来期は堂々のA1級復帰が決まっている。この勝率は今節出場するレーサーの中で最も高い。派手さはないがスロー水域からの柔軟な運びでの1着が目立ち、ダッシュ戦ではうまく展開を読んで2、3着でまとめるのが坂口のレーススタイル。前回10月の多摩川では予選の最後に大敗して優出を逃してしまったが、1月の報知新聞社賞静波まつり杯では準優勝の活躍だった。通算64回の優勝のうち5回はここ多摩川でのもの。意外にも昨年4月から優勝がないが、得意の多摩川なら必ず優勝戦線へ。
井上一輝
4826 (大阪)
コース問わず快スタートを連発
成長著しい大阪のホープ。今期適用中の勝率は自身最高の7.01。来期は6.61と勝率を少し下げたが、それでもなかなかの数字だ。今年はここまでコンスタントに11回の優出(V2)がある(11月26日現在)。特に7月のG2江戸川モーターボート大賞は準優勝の活躍と、特別競走でも実力が通用することを証明してみせた。ただ、大阪支部は若手でも数多くの好レーサーがそろっているので、井上が記念レースを走る機会は少ない。各地で実績を残し、さらにアピールすれば大舞台での活躍も増えるだろう。どのコースからでもバチっとスタートを決められるのが井上の持ち味。特に伸びが仕上がれば、相手が強かろうが外からでも好勝負できる。多摩川は今年2回参戦していて、4月のマンスリーBOATRACE杯は優出4着、9月のサンケイスポーツ賞は準優で3着と敗れたものの、予選は6位タイと奮戦している。
飯山泰
3940 (東京)
得意水面の多摩川で巻き返し図る
今年プロ野球で日本一となった横浜DeNAベイスターズの大ファンとして知られ、年間シートを購入するほど熱心に応援しているとか。高校時代は野球部だった。飯山は典型的な速攻派で、過去1年間の平均スタートは14。もちろん変化技も使うが、飯山の真骨頂はのぞいた位置からの全速戦。2コースから6コースまでまくり勝ちの比率がかなり高い。そのため、行き足から伸びが仕上がった場合にはかなりの破壊力になる。今年はあまり目立った活躍がなく一般戦の優出が6回ある程度。来期は4期続けていたA1級から降級とやや不振。46歳とマスターズ世代にはなったものの、このままではいられない。多摩川は地元でもあり出走回数がかなり多く、過去5年間で15節走っていて、そのうち8回優出とやはり相性はいい。得意水面で結果を残せば再びリズムをつかむことができるはず。ここで復調のきっかけをつかみたい。