第18回日刊ゲンダイ杯
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- 21木
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- 23土
- 24日
中心はV100目前の吉川元浩 地元石渡鉄兵が真っ向勝負を挑む
主な出場選手
- 川北浩貴3606(滋賀)
- 石渡鉄兵3716(東京)
- 吉川元浩3854(兵庫)
- 松井賢治4057(兵庫)
- 丹下将4369(愛知)
- 小山勉4488(埼玉)
- 三浦敬太4702(東京)

吉川元浩
3854 (兵庫)
節目のV100へ兵庫のエースが攻める
96年11月尼崎のデビュー1走目でいきなり水神祭、その5カ月後には早くも優出を経験と、デビュー当時から好センスぶりをアピールしていた。07年のグランプリを含め4回のSGV、20回のG1Vは今節出場選手の中ではズバ抜けた実績であり、マスターズ世代になっても7点勝率を維持。魚谷智之とともに兵庫支部をリードしてきた。今年は記念Vこそないものの、3月の三国周年(3着)、5月の児島周年(5着)で優出。一般戦では優勝6回だ。そして、6月には丸亀で史上170人目となる通算2000勝を達成し、8月の尼崎お盆レースでは9戦8勝と圧倒的な強さを見せつけて準パーフェクトV。これで区切りの通算100Vまであと1つと迫った(9月5日現在)。多摩川を走る機会は少ないが、過去3節のうち19年のグラチャン、今年の周年記念ではそれぞれ準優には進出していて、一般戦では当地3回のVもあり相性は悪くない。

本多宏和 ※欠場
4492 (愛知)
得意水面で持ち前の速攻力全開!
08年5月蒲郡でデビューし、13年12月尼崎で初優勝を達成。これまで通算23回の優勝を誇る。層の厚い愛知支部所属ということもあり、一般戦が主戦場となっているが、11期連続でA1級と実力は確かだ。最近は7点勝率を記録することも多く、昨年は常滑ダービーでSG初出場も決めている。本多の魅力は快スタートと積極的なハンドル。スリット付近の行き足がくれば存分に持ち味が出せる。スタートで先手を奪った場合に展開で迷うようなケースは少なく、そのまま内をたたきにかかる。決まり手もまくり差しより、まくりの比率が高い。多摩川との相性はかなり良く、参戦すれば必ず優出戦線をにぎわす。プロペラなど調整も合うのか、水準レベルのモーターさえ引けば、間違いなく上位レベルの足に仕上げてくる。当地最近5節では4回のファイナル入りを果たしていて(V1)、今節も順調にいけば優出は外さない。
※欠場となりました

石渡鉄兵
3716 (東京)
波水面にも静水面にも強い万能派
初優出、初優勝はともに江戸川だった。荒波水面にはめっぽう強く、付いた異名は江戸川鉄兵。それでも東京3場はどの水面も思い入れが強い。静水面の多摩川とも相性が良く、モーターの調整も手の内に入れているので、常にワンランクかツーランクは上積みさせることができる。一般戦に限れば当地過去10節のうち7回の優出があり、そのうち優勝が3回、準優勝も3回と勝負強さが見逃せない。スタートは常に安定して速く、決まり手も多彩。どのコースからでも1着が狙えるのが強みで、不利なアウトからでも展開があれば見逃さずに突き抜けてくる。8月福岡のSGボートレースメモリアル最終日の特別選抜A戦では、大外からまくり差しを決めて3連単25万円の超大穴を出したのが記憶に新しい。今年はここまで江戸川の関東地区選を含むV4の活躍。賞金ランキングも9月5日現在、23位につけていて、10月に再びやってくる当地周年記念へつなげたい今節だ。