BOATRACE 多摩川
開催中 05/05 開門時間 11:15
warkey-ico
menu-open-ico MENU

レース展望

一般

第3回内山信二杯

8
17
18
19
20
出場予定選手一覧

断然の主役は不在も全場Vへリーチの三嶌誠司が気合充実

今節は得点率制による4日間の短期決戦。たった1回の敗北が響いて優出を逃すケースもあるので、誰もが1走1走気が抜けない。主力メンバーは実力が接近して甲乙つけ難いが、三嶌誠司は24場制覇へ残すは多摩川だけ。勝ちたい気持ちは誰よりも強いだろう。岡村慶太、山田祐也は柔軟なハンドルワークで確実にポイントを稼いでくる。末永祐輝は7月に多摩川を走ったばかり。優出こそ逸したものの、予選では得点率7位と好走していた。まだその時の感触は残っているはずで、今節も確実にポイントを稼いでくるだろう。竹井貴史、片橋幸貴も積極的なレース運びで優出戦線を沸かせる。地元では唯一のA1級である北山康介に期待が集まる。また、今節は久しぶりに8名の女子レーサーが参戦。追いかけてみたいのは大豆生田蒼、實森美祐。両者ともに男子強豪相手でも、握って穴を出すケースが多々ある。

主な出場選手

  • 三嶌誠司3541(香川)
  • 藤田靖弘4376(静岡)
  • 末永祐輝4475(山口)
  • 北山康介4535(東京)
  • 岡村慶太4545(福岡)
  • 片橋幸貴4677(滋賀)
  • 竹井貴史4737(福岡)
  • 山田祐也4757(徳島)
本命選手

三嶌誠司

3541 (香川)

愛娘のデビューがいい刺激に

前期(1月~適用)は昨年5月のFが足かせになってしまったのか、まさかのA2級降級。それでも今期(7月~適用)は四国地区選で優出を果たすなどの活躍で再びA1級へ復帰。現在の適用勝率6.81は今節参戦しているメンバーで最も高い勝率だ。そして5月21日には娘のこころ選手が132期生として鳴門でデビュー。同時期にG2桐生MB大賞を走っていた父・三嶌はそれが大きな刺激になったようで、翌22日に鮮やかなまくり差しで約7年ぶりの特別戦制覇を達成。かつては香川のエースとして支部を引っ張っていた巧ハンドルはマスターズ世代になっても健在だ。多摩川は全24場制覇へ残る最後の1場で、三嶌自身もそれを意識している。約3年ぶりの多摩川出走となった3月の参戦時は惜しくも優出2着。今度こそはその上をめざす。マスターズ世代の今、残されたチャンスはそう多くはない。愛娘と偉業達成を祝うためにも初戦から飛ばしていく。

対抗選手

岡村慶太

4545 (福岡)

ダービー2回出場の安定感が光る

09年5月若松でデビューし、初出走から4走目で初勝利。デビュー節でいきなり予選を突破した。層の厚い福岡支部にあってなかなか記念に定着していないが、常に成績は安定していてここまで17期連続でA1級を維持。スタートも安定、まくりも差しも使うが、レーススタイルを問えば剛というより柔。1Mは隊形に応じたベストなハンドルを入れてくる。今期勝率こそ6点台だが、それ以前は5期連続で7点勝率をキープし、21年、22年とダービーに出場。3年連続はならなかったが、30歳半ばにして円熟期に入っている。一般戦を走らせればまず優勝候補の1人として名前が挙がる。コロナ禍の影響もあって多摩川を走る機会は減ってしまい、最近は1年に1回ぐらいの参戦だが、近況3回出走したうち優出は2回。水面との相性も悪くなくオールラウンダーの岡村なら問題なくポイントを重ねていくはず。

地元イチオシ

北山康介

4535 (東京)

誰よりも速いスタート決め疾風の攻め

お盆開催の直後ということで東京支部から参戦する選手は少ない。唯一のA1級である北山康介に地元の期待がかかる。その魅力はやはりスタートの速さ。スリットで他艇を出し抜いて、格上の人気選手をまくって波乱を演出するケースはよくある。ただ、その武器は諸刃(もろは)の剣でもあり、際どいスリットは常にフライングと隣り合わせ。今年も当地正月戦と2月江戸川の関東地区選で立て続けにF。それでも6.74の高勝率を残すあたりはさすが。6月にF2本分の長欠から復帰した後は優勝こそないものの、4節走ってどの節も4勝以上をマークする活躍。調子をつかんだ時はやはり強い。東京3場では江戸川、平和島での優勝はあるが、意外にも多摩川の優勝はまだ。3月の周年記念ではF2で持ち前の攻めのレースができなかった。しかし、昨年の当地参戦時は7月、8月と連続優出を果たしていて、そろそろ多摩川初Vがあっていい。

シリーズインデックスに戻る