BOATRACE 多摩川
非開催 04/25 開門時間 -
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レース展望

一般

第30回多摩川さつき杯

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出場予定選手一覧

SG5冠、当地最多V17めざす濱野谷憲吾が実績リード

GW恒例の「第30回多摩川さつき杯」は準優3個レース制の6日間開催。出場メンバーは全員が地元東京支部なので、ファンにもおなじみの選手ばかり。なお、4月30日が級別審査の最終日なので、前半2日間はA1、A2級のボーダー付近にいる選手はメイチの勝負、事故点の高い選手は我慢か。新期の5月1日にはリセットされる。優勝候補の筆頭となるのはSG5冠を誇る濱野谷憲吾。この濱野谷に待ったをかけるならコースを問わず自在なハンドルワークで着をまとめる中野次郎と齊藤仁だろう。また、息子・翔一郎のデビューが起爆剤になって今期は大活躍の石渡鉄兵、まくり主体の攻撃でレースをつくる飯山泰、この両者は求める伸びがくれば一躍シリーズリーダーに躍り出る地力。永井彪也は当地一般戦では8連続優出中(V4)と多摩川を走らせれば鬼のような強さ。宮之原輝紀も昨年の大ブレイクから今年も好調を維持で、目が離せない。

主な出場選手

  • 濱野谷憲吾3590(東京)
  • 石渡鉄兵3716(東京)
  • 飯山泰3940(東京)
  • 齊藤仁3978(東京)
  • 中野次郎4075(東京)
  • 長田頼宗4266(東京)
  • 永井彪也4688(東京)
  • 宮之原輝紀4939(東京)
本命選手

濱野谷憲吾

3590 (東京)

数々の金字塔を打ち立てる地元エース

5回のSG、22回のG1制覇を誇る東京支部のエース。昨年に通算2000勝を達成し、区切りのV100にもあと3つと迫っている。やや好不調の波があるが、昨秋からは常滑ダービー、大村GPシリーズで優出するなど調子を上げていて、今年も一般戦ながらV2とまずまずのペース。多摩川は19年5月以来なかなか優勝できなかったが、今年2月の一般戦で久々の美酒。これが多摩川通算16回目の優勝で、三角哲男、長岡茂一の記録に並んだ。次に期待がかかるのは単独新記録の当地V17。記念回りも多いので多摩川を走る機会は限られているが、今年は早くも3回目の参戦となる。3月のウエイキーカップでは節間通して「エンジンは普通」だったが、それでも得点率5位で予選を突破。優出こそ逃したものの、随所で巧さばきを発揮していた。その時の感触もまだ残っているはずで、これは大きなプラス材料になる。

対抗選手

中野次郎

4075 (東京)

24場で最も相性のいい水面で大暴れ

当地2月に走った時は2連対率24.6%のモーターをうまく仕上げ、7走してオール2連対の活躍で優勝。馬場貴也にアドバイスを受けたプロペラの調整がバッチリ当たって自身も驚くほどの足になっていた。連覇をめざして参戦した4月はまたも低調機を引いてしまい、今度は気温の影響で2月の調整法が使えず足の上積みがなかった。その苦しい状況でも腕一本で予選を8位通過したあたりはさすが。多摩川なら一般戦を走らせればどんなモーターを引いても準優は外さず、水準レベルのパワーがあればまず優出は外さない。今節参戦しているのはすべて地元東京支部なので、多摩川を得意としている選手は数多くいるが、その中でも中野の実績はかなりいい。通算V49のうち10回は当地でのもの。平和島の優勝は5回、江戸川は2回ということを考えれば東京3場の中で最も得意なコースと言い切れる。

地元イチオシ

宮之原輝紀

4939 (東京)

次代の東京支部を担う逸材

早くからレースセンスの良さが評価されていたが、昨年は一気にその素質が開花。3月から7月まで9連続優出を記録して、イースタンヤングを含み、この間V4の活躍。今期適用勝率(審査22年5月~10月)は7.59と初の7点勝率をマークし、昨年10月常滑ダービーでは初のSG参戦ながら準優まで駒を進めた。今年に入っても3月の大村周年(4着)を筆頭に5優出(V2)と変わらず好調を維持している。記念Vこそ同支部同期の栗城匠に先を越されたものの、将来の東京支部を背負って立つ存在になるのは間違いない。多摩川では21年の関東地区選、22年のヤングダービーで準優進出、一般戦に限れば4連続優出中(V1)と常に安定した成績を残している。ターンスピードに関してはあえて言うまでもなく、コーナーの読みも的確。多少コースが遠くてもスリットの隊形に応じてまくり、まくり差しと最善のハンドルを入れてバック先頭まで突き抜ける。

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