レース展望
BOATBoyCUP
- 8
- 26土
- 27日
- 28月
- 29火
- 30水

関浩哉、栗城匠が旋回で魅了! 平尾崇典、林美憲にいぶし銀の技
主な出場選手
- 林美憲3743(徳島)
- 平尾崇典3822(岡山)
- 作間章3966(東京)
- 興津藍4052(徳島)
- 海野康志郎4324(山口)
- 佐藤博亮4786(愛知)
- 関浩哉4851(群馬)
- 栗城匠4928(東京)
関浩哉
4851 (群馬)

調整力を身につけて近況大ブレイク
14年11月デビューの115期生。G1初出場だった18年浜名湖ヤングダービーでのG1初Vは、同時に選手生活初Vでもあり、一躍脚光を浴びた。その後も確実に力をつけて今期まで3期連続で7点勝率を挙げ、今節出場している選手のうち7点勝率を持っているのはこの関だけだ。昨年は2回目のG1Vとなる津周年を含め年間V6の活躍。メモリアル、ダービー、チャレンジカップ、GPシリーズとSGにも4回参戦して、そのすべてで準優進出を果たすなど、トップクラスのレーサーが相手でも互角の戦いを演じられるようになっている。ターンスピードの速さは言うまでもないが、最近はモーター出しで負けなくなったのも成績上昇の要因だろう。多摩川では昨年5月にオール2連対でのVがある。予選をトップで通過し、準優も優勝戦もインから圧勝だった。昨年9月の当地ヤングダービーは準優で敗れはしたが、予選は8位タイの成績。水面との相性も悪くない。
平尾崇典
3822 (岡山)

マスターズ世代でも衰えない巧腕
SGの優勝は12年の児島チャレンジカップと18年の住之江GPシリーズ。特にチャレンジカップの優勝は獲得賞金額で33人抜きを演じて大逆転のグランプリ出場を決め、多くのファンの記憶に残った。G1制覇も5回ある岡山支部を代表するレーサーだ。F2が響いた4年前に1期だけB2級へ降格したが、再びA1級に復帰した後の7期はほぼ7点台の高勝率をキープしている。整備、調整に一家言を持ち常に安定してモーターを出すとともに、コースを問わずベストの位置にボートを持っていくので大崩れが少ない。不利な外枠時はさすがに1着本数は少なくなるが、2、3着の舟券には常に絡めておきたい。さらに波風には滅法強く、他の選手が尻込みするようなコンディションでも難なくこなす。もちろん静水面でも強く、そうでなければこの高勝率は残せない。多摩川を走る機会は少ないが、過去に5優出3VとV確率は高い。
栗城匠
4928 (東京)

劣勢な機力出しを旋回スピードで補う
一昨年5月の平和島周年で、うれしいG1初優出・初制覇。予選をトップで通過し、準優も優勝もきっちり逃げての圧勝劇だった。ただ、その後は意外にも記念で目立った活躍がなく、昨年は戸田周年と当地ヤングダービーで準優には進出したものの、ちょっと寂しい戦績。ここまで6期連続でA1級をキープしているものの、地力を考えればもう少し上の勝率を残していいはずだ。もちろんG1を制しているだけにターンスピードは支部の若手でも屈指だが、本人も自覚しているように課題は調整力だろう。お盆の当地葉月杯は予選を8位通過。ターンの鋭さで道中他艇を幾度もやり込めるシーンはあったが、機力は節間通して普通レベルだった。モーターさえしっかりしていればもっと上の順位にいただろう。東京3場では江戸川、平和島の優勝はあるが多摩川は準優勝が最高の成績。今度はもう1つ上をめざしたい。