レース展望
マクール杯
- 4
- 23日
- 24月
- 25火
- 26水

山口剛の実績上位も抽選次第では波乱の予感
主な出場選手
- 正木聖賢3920(広島)
- 市橋卓士4063(徳島)
- 梶野学志4140(東京)
- 山口剛4205(広島)
- 小坂尚哉4295(兵庫)
- 堀本和也4732(徳島)
- 馬場剛4769(東京)
- 上田龍星4908(大阪)
山口剛
4205 (広島)

名は体を表す 柔より剛の果敢さが魅力
デビュー翌月の02年12月に水神祭、その1年半の後には初Vを達成と広島支部でも早くから頭角を現していた。デビューから5年後の丸亀新鋭王座でG1初V、その2年後の平和島クラシックで濱野谷憲吾、岡崎恭裕との激しい道中接戦を制してSG初Vと順調にステップアップ。ただ、そこからはG1は勝てても、SGのタイトルから遠ざかっていた。それでも、昨年は久しぶりに存在感をアピール。記念の優勝こそ常滑周年の1回だけだったが、グラチャン(6着)、メモリアル(2着)、ダービー(2着)、チャレンジカップ(2着)とSGで4回の優出を果たし、獲得賞金も大幅に上積み。12年ぶり2回目のグランプリ出場を果たした。記念常連の中でもスタートは速く(昨年平均はコンマ12)、スリットで先手を取った場合は積極的に握るケースが多い。もちろん変化技も使うが、大ナタのような大胆な攻めこそが山口の魅力だ。
上田龍星
4908 (大阪)

帰郷した前回の分も大暴れの予感
断然の優勝候補と目されていた2月の当地ルーキーシリーズは、私傷病のため1走もできずに無念の帰郷。今節はその雪辱を期しての参戦となる。3月にはG2びわこ秩父宮妃記念杯、G1三国周年でともに準優まで進出していて、リズムも体調も全く心配なさそうだ。走る機会の少ない多摩川で今度こそ本来の力を見せてくれるだろう。層の厚い大阪支部で、なかなか記念を走る機会は少なかったが、21年のSGオールスターで予選を突破してからはその実力が認められ、徐々に記念のあっせんも増えてきた。これまでG1では3回の優出歴があり、記念初Vも時間の問題といえる。ターンスピードについては言うまでもなく、まくり、まくり差し、差しと隊形に応じて攻め技も多彩。それに加えて「抜き」の決まり手が多いのも上田の特徴だ。道中接戦に強いだけでなく、ノーミスの先行艇をも鮮やかに抜き去るシーンを数多く見かける。
馬場剛
4769 (東京)

得意水面で本領の快スタートを連発!
13年3月デビューの112期生。同年8月に多摩川で水神祭を挙げ、15年1月に多摩川で初優出。18年10月に達成した初優勝もやはりここ多摩川で、馬場にとっては何ともゲンのいい水面だ。馬場の武器は東京支部でも屈指のスタート力で、山田哲也や若林将に次ぎ、過去1年間の平均タイミングは12の速さ。スリットで先手を奪えば余裕を持って運べるので、イン戦の安定感はかなり高い。そして、持ち味の出るセンターではまくり勝ちが最も多い。3コースはもちろんだが、現在のボートレースでは差し位置とされる4コースでも握って、攻めの基点となる形が目立っている。初優勝を達成した18年以降の多摩川では優勝こそないが、近況3節で2優出と、もちろん相性は悪くない。特に惜しかったのが昨年GWの多摩川さつき杯。結果は永井彪也にまくり差されてしまったが、2コースから本領のトップスタートを決めてインの濱野谷憲吾をまくっていた。