レース展望
第7回auじぶん銀行賞
- 4
- 1土
- 2日
- 3月
- 4火
- 5水
- 6木

強力近畿勢を地元エース中野次郎が迎え撃つ
主な出場選手
- 岩崎芳美3611(徳島)
- 一瀬明3641(東京)
- 作間章3966(東京)
- 中野次郎4075(東京)
- 高橋正男4133(兵庫)
- 小坂尚哉4295(兵庫)
- 秦英悟4427(大阪)
- 高野哲史4512(兵庫)
中野次郎
4075 (東京)

新しい調整法を得て今回も快速必至
前回当地参戦時の今年2月は、2連対率24.6%のモーターを仕上げて優勝。7戦してオール2連対の活躍で、同時のあっせんだったシリーズの看板・峰竜太の存在も、かすんでしまったほどだ。中野はその直前に走っていた若松周年で馬場貴也にプロペラのアドバイスをもらい、それを多摩川で試したところバッチリ当たって自身も驚くほどの足になっていた。新たな調整の引き出しが増えたことは大きなプラスになるはずで、今節もどれほどの快速に仕上がるのか興味深い。中野は通算V49のうち10回は当地でのもの。ちなみに平和島の優勝は5回、江戸川の優勝は2回ということを考えれば多摩川はずば抜けた相性といえる。昨年は優出5着だった唐津グラチャンを含め4回のSGに出場したが、優勝したのは一般戦での4回だけ。中野の実力を考えれば少し寂しい。得意の多摩川で結果を出し、リズムを上げたい。
秦英悟
4427 (大阪)

現在はA2級でも地力はSG級
一昨年の平和島ダービーで優出2着、昨年の大村クラシックでも優出4着の活躍で一躍脚光を浴びた秦英悟。しかし肩に力が入りすぎたのか、昨年5月から6月のオールスターとグラチャンで立て続けにフライングを切ってしまった。特にグラチャンのFは準優(1号艇)だったので、ペナルティーでその後はSGロードから外れてしまった。それでもさすがに一般戦を走ればスピードの違いは歴然。F2の足カセが取れた今期は一般戦に限れば10節走って7回の優出(V1)と安定した成績を残している。現在は出走数不足が響いてA2級でも、今期は7点ペースの勝率で、来期は間違いなくA1級に復帰するはず、再び記念で大暴れするシーンを見る日もそう遠くないはず。コロナ禍の影響もあって多摩川を走る機会は少なかったが、18年と20年の周年記念、21年のグラチャンでは準優までコマを進めている。優勝こそないものの水面との相性は決して悪くない。
作間章
3966 (東京)

さばき巧者だが勝負どころの一撃に注
当地では20年10月の「第4回auじぶん銀行賞」でまくって以来優勝こそないが、近況6節ではすべて準優進出を果たしている。直近の正月戦ではまくり差し、差し、逃げと多彩なレース運びで3勝を挙げるなど、着実にポイントを獲得して予選は5位で通過。準優も手堅く運び2着で、優出(5着)を果たした。そろそろ、2年半ぶりの当地Vがあっていい。調整力は確かで、どんなモーターを引いても必ず素性どおりかそれ以上の力を引き出してくる。前回参戦時の感触も残っているはずで、今回もうまく仕上げてくるだろう。さらに、冷静な展開の読みで接戦に強いのも作間の武器。コース不問で、外枠でも軽視はできない。近況ではダッシュ戦のときに伸びに寄せた調整をすることも多く、展示から直線気配を出している場合は追いかける価値がさらに増す。冷静に、そしてときには大胆に仕掛けるその走りから、熱烈な作間ファンが存在するのもうなずける。