レース展望
BOATBoyCUP静波まつり杯
- 1
- 9日
- 10月
- 11火
- 12水

杉山裕也、鈴木勝博が中心。A1級に昇格した吉村誠にも注目
主な出場選手
- 西山昇一3022(愛知)
- 天野晶夫3621(愛知)
- 伊藤将吉4033(静岡)
- 山崎哲司4080(愛知)
- 杉山裕也4269(愛知)
- 鈴木勝博4276(愛知)
- 吉村誠4581(静岡)
- 野中一平4850(愛知)
杉山裕也
4269 (愛知)

好相性の多摩川で優勝だけを目指す
愛知支部のナイスガイ。最近は配信がストップしているが、YouTubeに動画を公開したり、ツイッター、インスタグラムなどSNSで積極的に情報を提供。ファンとの交流を深めている。選手層が厚い愛知支部にいるため、なかなか記念レースを走る機会が少ないが、一般戦の中では実力上位の存在だ。過去1年間の全国平均スタートはコンマ15。飛び抜けて速い訳ではないが、これがセンターからだと鋭さが増す。決まり手を見るとまくりは少ないが、まくり差し、差しでの決着が目立つ。さらに特筆すべきは、抜きでの勝利が多い事。道中も諦めずに前を追う姿勢が見て取れる。多摩川とは相性が良く、直近7節で5回の優出。そのうち2節は優勝している。当地は調整が合うのか、水準以上の足に仕上げることが多い。新期(21年11月以降)に入ってから調子はいまいちだが、得意水面で復調のきっかけをつかみたい。
吉村誠
4581 (静岡)

初のA1級に昇格。成長した姿を披露
1月からの適用勝率は6.25。デビュー13年目で初のA1級昇格を決めた。これまでは勝率5点台のA2級が続いたが、一気に勝率が上がった。「出足寄りの調整をしてアベレージを残すようにしました。勝率に余裕がでてきたら、僕らしい思い切ったレースもしますけど(笑い)。お客さんが楽しんでくれる走りをしたいです」。どちらかと言うと真っ向勝負のまくりで沸かせるタイプだったが、差すレースも増えて大敗が減った。これが勝率アップの要因だ。もちろん6枠のときは、チルト3度の一撃仕様を試すなど、本来の走りも忘れていない。モーターが出ていて伸び寄りなら、ダッシュから一撃。標準機なら内寄りから逃げ、差しでポイントを稼ぐ。多摩川はこれまで優出が1回もなく、予選を突破したのもわずか1節のみ。実績は皆無だが、地力が付いた今なら好勝負はできる。元来の思い切りの良さは保ちつつ、冷静なハンドルさばきでも舟券に貢献する。
牧宏次
3800 (東京)

走り慣れた多摩川で遠征陣を迎え撃つ
出場している選手には大変失礼だが、今大会の地元東京勢は手薄。その中で期待したいのが牧宏次だ。1月からの適用勝率は5.87。A1級には返り咲くことはできなかったが、2期ぶりにA級となった。過去1年間の全国平均スタートはコンマ18と決して早くないが、差しだけでなく、まくりでの勝利もある。コース別の成績を見てもイン以外ではセンターで1着率が上がる。インではしっかり逃げ、3・4枠で一発の魅力。他のコースは展開を突いて2、3着に絡むのがパターンだ。多摩川はここ最近は予選落ちが続いているが、19年12月にはオール3連対で優勝している。走り慣れている地元なら、普段以上の力を発揮しそうだ。新期に入ってから早々にフライングを切り、スタートは無理できないが、時計はつかむ当地なら極端に遅れることはないだろう。地元代表の意識を持って、強力な遠征陣を迎え撃つ。地の利を生かしてファイナル入りを目指す。