レース展望
GIウェイキーカップ開設68周年記念
- 3
- 6月
- 7火
- 8水
- 9木
- 10金
- 11土
SG覇者が17人参戦 地元東京勢も豪華メンバーがそろう
主な出場選手
- 濱野谷憲吾3590(東京)
- 石渡鉄兵3716(東京)
- 辻栄蔵3719(広島)
- 池田浩二3941(愛知)
- 井口佳典4024(三重)
- 毒島誠4238(群馬)
- 桐生順平4444(埼玉)
- 深谷知博4524(静岡)
毒島誠
4238 (群馬)
水面との相性の良さは地元選手以上
一流メンバーがめじろ押しの今節で、誰をピックアップするかはかなり迷う。それでも近況の当地実績を考慮すれば、まず最初に名が挙がるのはこの毒島誠だ。最近の多摩川では10節走って、そのうち9回も優出を果たして5回優勝。たった1回だけ優出を逃したのは予選でフライングを切ってしまった21年のチャレンジカップのみ。ウエイキーカップとの相性も抜群で、現在は直近3大会を連続優出中で2着、優勝、3着とすべて舟券に貢献している。多摩川は2月に走ったばかり。その時の序盤は走るごとに気配が変わっていたが、この周年をも視野に入れつつ、いろいろ調整で正解を探していた部分もあったろう。しっかり調整をつかんだ最後には毒島らしい、いい足に仕上げての準Vだった。直近にこの水面を走ったのは大きな強みで、今回も万全の態勢で臨めるはずだ。素性のいいモーターを引き当てた場合には、毒島の独壇場になる可能性まである。
濱野谷憲吾
3590 (東京)
是政最強へ狙うは前人未到の当地V17
多摩川15回目の優勝を決めて、当地最多Vタイの記録へあと1つと迫ったのが19年5月。そこからは優勝戦1号艇でも2回取りこぼすなどなかなか優勝できなかったが、今年2月の一般戦で久々の美酒。予選最終日を連勝でまとめて得点率トップを守った走りには優勝への執念を感じされた。これで三角哲男、長岡茂一の記録に並び、次に期待がかかるのは単独新記録の当地V17。昨年の前半はF2を抱えてしまい調子を落としていたが、常滑ダービー、大村GPシリーズで優出を果たすなど秋ごろから復調ムード。2月の多摩川は自身通算97回目の優勝で、一つの区切りとなる100Vも視野に入ってきた。いったん調子をつかんでしまえば突っ走るタイプ。前回多摩川で優勝した時の感触もまだ残っているはずで、地の利に加えて大きなアドバンテージになるだろう。勢いに任せての当地V17を、この濱野谷ならやってのけることができる。
石渡鉄兵
3716 (東京)
止まらぬ勢い まさに破竹の進撃
今期に入ってから石渡が絶好調。期初めの11月津マスターズリーグVを皮切りに、12月の多摩川、正月戦の江戸川で連続V。そして1月末の江戸川周年では準V、翌節の2月江戸川関東地区選では9年ぶり4回目のG1制覇という大活躍。石渡がこれだけ乗れているのは近年なかなかなかった。快進撃が始まった11月は、ちょうど息子の翔一郎がデビューした月と一致していて、これが石渡には相当な刺激になったのは間違いない。石渡といえば江戸川での強さが話題になるが、東京3場はそれぞれ思い入れが強く多摩川との相性もいい。一般戦ながら直近は3連続優出中(V1)と好成績を残している。走り方や調整はもちろん手の内に入れていて、常に伸び主体にうまく仕上げる。ちなみに江戸川、平和島での記念優勝はあるが多摩川はまだ。近況の勢いなら東京3場最後の記念を勝つ大きなチャンスといえる。