レース展望
四市組合設立55周年記念BTS市原カップ
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躍進滋賀の原動力・守田俊介!中田竜太、石渡鉄兵らとV争い
主な出場選手
- 石渡鉄兵3716(東京)
- 守田俊介3721(滋賀)
- 古結宏4002(兵庫)
- 村田修次3826(東京)
- 細川裕子4123(愛知)
- 田中和也4357(大阪)
- 中田竜太4547(埼玉)
- 倉持莉々4825(東京)
守田俊介
3721 (滋賀)
常に高勝率を残す滋賀の看板スター
常に7点台以上の勝率という安定した成績を残し、1年間の勝率上位の選手だけが参戦するダービーには22回も出場している。そのうち2015年の浜名湖、2018年の蒲郡ではこの大会を2回制覇。G1も通算4回制している滋賀を代表するレーサーだ。決まり手は多彩でまくり、差し、まくり差しと自由自在。もちろんイン戦の安定感もかなりのもの。5、6枠の時に黙っていることはなく、必ずコース取りで動いてくる。もちろん楽な起こしにできないことは多々あるが、その場合でも持ち前のスタート力と巧みなさばきで難なく補って着をまとめる。そうでなくてはこの勝率は簡単には残せない。ちなみに多摩川は2019年9月に優勝して、全24場制覇を達成した思い出の地。走る機会は少なくても決して不得手な水面ではない。最近は馬場貴也、遠藤エミ、丸野一樹らの活躍が目立ちやや影が薄くなってしまったが、滋賀支部のエースとして存在感を示したい。
中田竜太
4547 (埼玉)
G1V3の力量で可能性は果てしない
中田竜太はG1を3回優勝している。1回目は2017年4月の丸亀周年で、29%モーターを快速に仕上げて松井繁、白井英治、田中信一郎らの超大物を相手にイン速攻、オール2連対の快勝だった。2回目は同じ年の9月、蒲郡のヤングダービー。こちらは50%モーターで断然人気のイン戦。相手には木下翔太、大上卓人、椎名豊、仲谷颯仁らがいたが、横一線から豪快に回ったら、もうぶっちぎっていた。この頃までは見た目と違って優勝戦はかなり緊張したそうだが、自分を信じることで克服したという。この2017年にはグランプリに初出場したが、トライアル1stで5、6着と敗れてしまった。3回目のG1優勝は2018年3月の地元戸田周年。中田が3コースからまくり、外にいた桐生順平、佐藤翼が続くという地元勢ワン・ツー・スリーだった。今年の中田は7月多摩川、10月戸田と一般戦の優勝2回だけ。ただ、優勝戦2着は5回もあり、あと一押しだ。
石渡鉄兵
3716 (東京)
息子のデビューがいい起爆剤に
息子の翔一郎(131期チャンプ)が11月8日に多摩川でデビュー。その第1走目の展示航走では、緊張していたのかかなりぎこちない動きで、観戦していた石渡鉄兵は「転覆まであるのでは」と不安な気持ちで見守った。それでも実戦では1Mをうまくさばいてバックでは2番手につけた。結局は道中で抜かれて3着だったが、第1走目としては見事なレースだった。父・石渡がほっとしたのは言うまでもない。翔一郎は2節目の平和島でも2着を取っていて、この勢いなら水神祭もそう遠くないはず。父も息子のデビューはかなりいい刺激になったようだ。今年はそれまで目立った活躍はなく、本来の実績を考えればやや物足りなかったが、息子のデビュー寸前、11月6日の津マスターズリーグで今年2回目の優勝を果たした。石渡は常に江戸川での活躍が強調されるが、東京3場にはそれぞれ思い入れが強い。多摩川では常にモーターを出し、安定した成績を残している。