BOAT RACE 多摩川
非開催
04/19
開催まで1日
本日の場間場外発売
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常滑 一般 宮島 一般 浜名湖 一般 住之江 一般
下関 一般 若松 一般

レース展望

一般

四市組合設立55周年記念BTS市原カップ

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躍進滋賀の原動力・守田俊介!中田竜太、石渡鉄兵らとV争い

「四市組合設立55周年記念BTS市原カップ」は準優3個レース制で開催される5日間のミドル開催。記念のタイトルホルダーが計7人と多い。石渡鉄兵、村田修次、若林将、女子レーサーの倉持莉々、藤原菜希など地元勢の層が厚い。これらの地元勢は来年1月からの新期級別も全員A1級だ。中でも純地元の村田修次は多摩川への思い入れが強く、当地でのレースは特に気合が入る。遠征勢からの中心はダービーV2の実績を誇る滋賀の守田俊介。今年の獲得賞金は3400万円台どまりで師走の賞金レースからは外れたが、その存在感はやはり巨大。埼玉の中田竜太も今年の多摩川は2回参戦して、いずれも優出(V1)。また、大阪の田中和也はちょうど1年前(当地前々回)のこの大会を逃げて優勝。8人いる女子では細川裕子が一番手か、多摩川は自他ともに認めるドル箱水面だ。倉持莉々は負傷長欠明け3節目だが、今年は初V含め大躍進。藤原菜希は今年V4。

主な出場選手

  • 石渡鉄兵3716(東京)
  • 守田俊介3721(滋賀)
  • 古結宏4002(兵庫)
  • 村田修次3826(東京)
  • 細川裕子4123(愛知)
  • 田中和也4357(大阪)
  • 中田竜太4547(埼玉)
  • 倉持莉々4825(東京)
本命選手

守田俊介

3721 (滋賀)

常に高勝率を残す滋賀の看板スター

常に7点台以上の勝率という安定した成績を残し、1年間の勝率上位の選手だけが参戦するダービーには22回も出場している。そのうち2015年の浜名湖、2018年の蒲郡ではこの大会を2回制覇。G1も通算4回制している滋賀を代表するレーサーだ。決まり手は多彩でまくり、差し、まくり差しと自由自在。もちろんイン戦の安定感もかなりのもの。5、6枠の時に黙っていることはなく、必ずコース取りで動いてくる。もちろん楽な起こしにできないことは多々あるが、その場合でも持ち前のスタート力と巧みなさばきで難なく補って着をまとめる。そうでなくてはこの勝率は簡単には残せない。ちなみに多摩川は2019年9月に優勝して、全24場制覇を達成した思い出の地。走る機会は少なくても決して不得手な水面ではない。最近は馬場貴也、遠藤エミ、丸野一樹らの活躍が目立ちやや影が薄くなってしまったが、滋賀支部のエースとして存在感を示したい。

対抗選手

中田竜太

4547 (埼玉)

G1V3の力量で可能性は果てしない

中田竜太はG1を3回優勝している。1回目は2017年4月の丸亀周年で、29%モーターを快速に仕上げて松井繁、白井英治、田中信一郎らの超大物を相手にイン速攻、オール2連対の快勝だった。2回目は同じ年の9月、蒲郡のヤングダービー。こちらは50%モーターで断然人気のイン戦。相手には木下翔太、大上卓人、椎名豊、仲谷颯仁らがいたが、横一線から豪快に回ったら、もうぶっちぎっていた。この頃までは見た目と違って優勝戦はかなり緊張したそうだが、自分を信じることで克服したという。この2017年にはグランプリに初出場したが、トライアル1stで5、6着と敗れてしまった。3回目のG1優勝は2018年3月の地元戸田周年。中田が3コースからまくり、外にいた桐生順平、佐藤翼が続くという地元勢ワン・ツー・スリーだった。今年の中田は7月多摩川、10月戸田と一般戦の優勝2回だけ。ただ、優勝戦2着は5回もあり、あと一押しだ。

地元イチオシ

石渡鉄兵

3716 (東京)

息子のデビューがいい起爆剤に

息子の翔一郎(131期チャンプ)が11月8日に多摩川でデビュー。その第1走目の展示航走では、緊張していたのかかなりぎこちない動きで、観戦していた石渡鉄兵は「転覆まであるのでは」と不安な気持ちで見守った。それでも実戦では1Mをうまくさばいてバックでは2番手につけた。結局は道中で抜かれて3着だったが、第1走目としては見事なレースだった。父・石渡がほっとしたのは言うまでもない。翔一郎は2節目の平和島でも2着を取っていて、この勢いなら水神祭もそう遠くないはず。父も息子のデビューはかなりいい刺激になったようだ。今年はそれまで目立った活躍はなく、本来の実績を考えればやや物足りなかったが、息子のデビュー寸前、11月6日の津マスターズリーグで今年2回目の優勝を果たした。石渡は常に江戸川での活躍が強調されるが、東京3場にはそれぞれ思い入れが強い。多摩川では常にモーターを出し、安定した成績を残している。