レース展望
ミドルエイジチャンピオン決定戦BOATBoyCUP
- 10
- 31月
- 11
- 1火
- 2水
- 3木
- 4金
- 5土
安定感なら久田敏之! 地元勢も充実メンバーがそろう
主な出場選手
- 飯山泰3940(東京)
- 作間章3966(東京)
- 古結宏4002(兵庫)
- 久田敏之4188(群馬)
- 星栄爾4216(静岡)
- 秦英悟4427(大阪)
- 後藤翔之4460(東京)
- 古澤光紀4522(福岡)
久田敏之
4188 (群馬)
今年V5であと1回は優勝が欲しい
2002年にデビューの91期生。父は2018年に引退した久田正晴。デビューからちょうど1年後の徳山で初優出を果たすなど、早くから好センスぶりをアピールした。SG、G1のタイトルこそないものの、A1級を20期連続で続けるなど常に成績は高水準で安定。2016年から2021年まで6年連続でダービーにも参戦していた。イン戦は特に安定していて今年も1着率は80%を超えている。モーターがしっかりしていれば、1枠時には素直に頭に決め打っていい。5、6コースの時も3連対率は50%以上の数字を残していて、常に舟券の対象からは外せない。そうでなければ、こうした高成績は残せない。今年の優勝回数は5回。4年ぶりのSGクラシック出場が見えてきており、本人もかなり意識するだろう。一般戦に限れば多摩川は現在3節連続で優出(V1)を果たしていて、水面との相性も上々だ。得意な当地で、さらに優勝回数を上積みさせたい。
星栄爾
4216 (静岡)
趣味の2ストロークバイクも自分で整備
A1級とA2級を行ったり来たりで好不調の波があるが、調子をつかんだ時は強く、7点勝率を続けた2018年にはダービーにも出場していた。最近3期はA2級を続けていたが、来年1月からは再びA1級に復帰濃厚と、現在は上昇ムードにある。バイクツーリングを趣味としていて、星自身が生まれる前に生産された古いオートバイを愛用している。部品探しやメンテナンスも大変だが整備は自分でやっているとか。愛車のエンジンは2ストロークタイプで、これはボートレースで使用されるものと同じ形式だ。このタイプのエンジンに精通しているせいか、星はボートレースのモーターもうまく仕上げ、特に伸びを強化することが多い。主戦法もモーターの特性を生かすまくりを多用し、のぞいて内を絞っていくパターンが目立つ。このまくりは外にいる選手にいい差し場を与えるので、レース展開を考える上で常に頭に入れておきたい。
作間章
3966 (東京)
スタートは遅くともゴールは早く!
作間章、後藤翔之、飯山泰、大池佑来と東京支部の主力メンバーは実力が接近していて、誰をピックアップするのか、かなり迷うところ。その中でも今年はここまでの優出数が10回と飯山と並んで多く、来期に適用される5月からの勝率が6.80で最も高いのは作間だ。過去1年間の平均スタートはコンマ18と決して速くはなく、スタートよりもコーナーワークで勝負するタイプ。それだけに差しを多用するイメージが強いが、タイミングより全速でスリットを通過することを重視しているので、意外にまくり勝ちも多い。伸びを仕上げた時にはその傾向が強いので、直前気配には特に注目しておきたい。ちょうど2年前の当地優勝戦も、スリット同体の4カド発進から一気に内3艇をたたいてまくり圧勝し、3連単4万円台の高配当を出している。その大胆な走りから、熱烈な作間ファンが存在するのもうなずける。