レース展望
第6回住信SBIネット銀行賞
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- 18火
- 19水
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- 23日
坪井康晴ら東海の有力選手そろう 地元注目は快スタートの若林将
主な出場選手
- 仲口博崇3554(愛知)
- 安田政彦3572(兵庫)
- 山本英志3888(東京)
- 坪井康晴3959(静岡)
- 東本勝利4066(三重)
- 梶野学志4140(東京)
- 枝尾賢4148(福岡)
- 若林将4335(東京)
坪井康晴
3959 (静岡)
静岡支部を代表する屈指の技巧派
1998年5月に浜名湖でデビュー。2カ月後の7月三国で初勝利を飾った。同県同期には菊地孝平、横澤剛治がおり、若手の頃は静岡三羽ガラスと呼ばれていた。派手なレースはあまりなくても、安定感抜群のハンドルさばきに加えて的確なモーター出しが武器。快速に仕上げてパワーで他をさばく万能タイプ。G1優勝は11回。SG優勝は3回を誇る超強豪で、中堅世代となった今でも一線級で活躍を続ける。ただ、最近は一昨年にダービーを制した深谷知博、今年の尼崎周年でG1初Vを達成した河合佑樹など静岡支部の下の世代が台頭していて、記念を走る機会は少し減ってきた。それでも夏場から調子を上げてきて、7月の鳴門、8月の浜名湖で連続優出、浜名湖のSGメモリアルでも準優出を果たすなどリズムは上昇線。9月の徳山では4着以下なしの成績で優勝を飾るなど本来の力が戻ってきた。当地はSG優出歴もあり相性は悪くない。
仲口博崇
3554 (愛知)
マスターズ世代になっても巧さばき健在
仲口博崇はデビューして1年4カ月後の1993年3月に早くも初優出初Vを決めた。その後もG1を7回制するなど順調に活躍し、2014年の地元常滑ダービーでSG初Vを達成。マスターズ世代になっても、その安定したさばきは健在。今節出場している選手で、現在適用中の勝率が7点を超えているにはこの仲口だけだ。近況は記念で活躍する機会は減ったが、一般戦を走れば必ず優勝候補の一角に名を連ねる。活躍の場は主にインからセンターまで。外枠の時は必ず大胆に内を狙って回り込むので、進入がもつれるケースが多い。それでも仲口自身は出足や行き足をうまく仕上げてくるので、多少深い起こしになってもしっかりと持たせる。1枠の選手からすれば、たまったものではないが、穴党ファンにとっては隊形を崩して波乱の呼び水にもなるので、歓迎される存在といえる。センターでのさばきもそつがないが、やはり最も安定しているのはイン戦だ。
若林将
4335 (東京)
久々の多摩川Vへ気合が入る
2005年平和島でデビューし、その1カ月後に津で初勝利。2010年8月江戸川で初優勝を達成した。若手の頃からスタート力に定評があり、今年の平均スタートはコンマ12とかなり踏み込んでいる。センターからアウトコースではさらにその威力が増す。力強いまくりのイメージが強いが、差し、まくり差しでの勝利も多い。スリットでのぞいて、1マークの隊形を見ながら剛柔自在に構える。地元水面ではより気合が入るのだろう、通算19回の優勝のうち10回は東京3場でのもの。地元を走らせれば、SGクラスの強豪が相手でも互角に渡り合えるといっていい。ただ、多摩川では2013年12月を最後に優勝から遠ざかっている。優出は果たすものの、あと1歩及ばずといったパターンを繰り返している。直近の多摩川参戦は今年5月のサントリーカップだったが、その時も準優5枠で6着に敗れた。そろそろ久しぶりに多摩川での優勝が見たい。