レース展望
第18回日本財団会長賞
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SG3冠の魚谷智之が中心!迎え撃つ地元勢も長田頼宗ら強力布陣
主な出場選手
- 魚谷智之3780(兵庫)
- 重野哲之3995(静岡)
- 安達裕樹4227(三重)
- 岡祐臣4261(三重)
- 長田頼宗4266(東京)
- 山田哲也4297(東京)
- 永井彪也4688(東京)
- 馬場剛4769(東京)
魚谷智之
3780 (兵庫)

コース不問のオールラウンダー
06年福岡のダービーでSG初制覇を達成し、翌07年には桐生のオーシャンカップ、蒲郡のメモリアルでSG連覇。その後はSG優勝から遠ざかっているが、吉川元浩とともにずっと兵庫支部のエースとして君臨してきた。今年も尼崎、若松、津の各周年で優出しており、22年後期の適用勝率7.47は今節出場選手の中で最も高い。一般戦を走らせればまず優勝候補の筆頭に名が挙がる。イン戦の安定感は言うまでもないが、アウトも苦にしないのが魚谷の強み。過去1年の6コースの3連対率は50%を軽く超える。不利な外でも1Mでわずかな隙があれば、巧みなハンドルワークで鋭くまくり差してバックは好位置に持ち込んでくる。多摩川を走る機会はあまり多くはないが、一般戦に限れば過去4節のうち3回の優出があり水面との相性も良好だ。モーター調整もしっかりしており、よほどのモーターを引かない限り優出は外さないはず。
長田頼宗
4266 (東京)

得意水面で反撃の狼煙を上げる
安定した的確なスタートに加え、俊敏なターンで1Mを切り裂く多摩川のエース。その戦法には偏りがなく、逃げ、まくり、まくり差し、差しと実に多彩だ。2021年は7V、1着数は自己最高の92勝をマークする大活躍だった。残念なことに今年はその反動か、優出はしてもあと1歩のところで優勝を逃がし続けている。長田は通算42回の優勝うち9回はここ多摩川でのもの。一般戦では過去10節のうち9回の優出があり、そのうち4回優勝とまさに鬼神のような強さを発揮。メモリアルへ選出してもらうことも多いので、当地への思いは人一倍強い。地元のアドバンテージ以上に気合の入り方がこの成績に結びついているようだ。それならば今節は近況の不振を払拭する大きなチャンスともいえる。しっかりと結果を出してリズムを戻すためにも、ここで狙うのは優勝あるのみ。初日から飛ばす。
永井彪也
4688 (東京)

圧巻のまくり差しで多摩川3連覇へ
テレビでもなじみ深いボートレースのCMキャラクター、主人公のモデルでもあるイケメンレーサー。19年の三国ヤングダービーに続き、昨年は丸亀周年で2回目のG1戦を制覇。SGではグランプリシリーズで準優勝の実績もあり、選手としての実力もしっかりと兼ね備えている。スタートも安定しているが、全速よりも差しやまくり差しを多用する。スリットでプレッシャーをかけておいて、鋭く艇間を割るのが永井のレーススタイルだ。多摩川では昨年のお盆レース、今年のGW戦を制し連続優勝中。どちらもセンターから十八番のまくり差しを決め万穴での決着。その時に1号艇で人気を集めていたのはいずれも東京支部の看板といえる濱野谷憲吾だった。永井のセンスはデビュー当時から評価されており、次代の東京支部の看板となるのはこの永井ではなかろうか。きっかけさえあれば、さらに上を目指せる。